3/18(月) 小雨のちドシャ降りのち大雷のち晴れ。 (三日目)
ヒャー! やっぱり屋久島の洗礼を受けました。 でもその雨を甘んじて受けました。
雨のトロッコ道、 苔道、 もののけ道、 おっこと主の古木、、 ぜーんぶ満喫しましたー。
(靴下パンツまでビショ濡れー。 下山後はスエた匂いでいっぱいでしたー。 (^^v )
出発時の小屋前。 新高塚小屋から来た人たちがトイレ休憩に寄ったとこ。 小雨ムーチョ。 (笑)
昨夜同宿の方たちに別れの挨拶を済ませ出発しました。
まずはここへ。
さよならは言わない、 そう、 なぜならまた来るから。 一言、 「ありがとう」 って言いました。
ここで滋賀の庭師ともお別れ、 お互い良い旅を。 Good Luck & Take Care!
ここから巨樹の森、 大株歩道へと入っていきます。
元気でな。 この先も数千年立っててね。
人間生きて100年、 でもここの杉たちは数千年。
その間 下を通る人間や鹿、 猿たちをずっと見続け見守っている。 そう考えるとなんだかジーンとくるね。
「屋久島」 この場に立つと何やら底知れぬパワーを肌で感じる。 鳥肌モンです。
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(閑話休題)
自分も若い頃から自転車やバイクツーリングで全国掛け巡っていた。
中でも北海道の広大さと人の優しさにハマリ、 以降二十数年通い続けた。(野宿他何でも)
その後登山を始めて自然の良さや人の良さに触れる機会が多くなってきた。
そんな北海道の広さ、北アや南アの自然豊かな山や小屋、キャンプ場に満足していた。
がしかし屋久島でのそれは 北海道の広さや本州の登山とは全く違うモノがあった。
「何も無い」 が正しい表現かも。
非難小屋もあるにはあるが素そのもの。 道もあるにはあるがどうぞ個人の責任で。
そして本州のそれとは決定的に違うと思ったのが いつも上から見られているということ。
それは特に巨木の森に入ってから本当にそう感じるのだ。
「屋久杉に見守られながら歩いている、 杉目線を感じながら歩いている」
ゾクゾクしながら歩いている。 ( ← 変な意味じゃなく本当にそう感じる)
時には目の前にひょっこり現れる鹿、 じーっと立たずんで微動だにしない鹿、
お互いを認め合い その後ゆっくりと別れ歩き出す。 目と目で語り合う、 そんな感じ。
そんな出来事全部が本州とは全くと言っていいほど違う、 そこが決定的に違う。
一瞬だけど、 あっ今自然と一体化したかも、 って感じる瞬間があるしホント実感できる。
「よくここまで来たな、 気をつけて帰れよ」 彼等はそう言っていたに違いない。
何だかスゲーよ屋久島、 また帰りたいよ屋久島。 この気持ち、 行けばわかります。
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夫婦杉。 手と手をつなぎずっと仲良くね。
大王さま。
そして、、
豊臣秀吉大阪城築城。 その時に使う杉を献上するために切られたと。 当時で樹齢3000年。
中は十畳くらいの広さがあり祠がある。 清水も湧き出ていた。 上を見ればお約束のハート型の空。
若者よ何を思う、 何を感じる。。
翁杉。(おきなすぎ) 3年前に寿命で折れた杉。
(翁の名は航海の安全を守る神 「塩土翁(しおつちのおきな)」 に由来するとされる。
宮之浦岳手前の翁岳もそれにちなんで名付けられたに違いない。 )
結構な下り斜面を終え大株歩道入口に到着。 (自分側からだと出口になる)

(橋の向こうにトイレあり)
ここから始まるスタンドバイミー♪
この辺りから観光客とのすれ違いが多くなってきた。
時間的に下の白谷雲水峡や荒川口からのハイカーたちのようだ。
立ち止まり話を聞くと縄文杉を見に行くと。 皆簡易なスタイルのため全員日帰りのようだ。
そこには古き良き時代、 繁栄の時があったハズ・・。
そして仁王杉。
線路は続くよどこまでも♪
三代杉。
楠川別れに到着。 直進すると荒川登山口。 ボクは左斜面を上がり白谷雲水峡へ。 (しらたにうんすいきょう)
平坦なトロッコ道で足使い過ぎ。 (結構飛ばした) でもってここからの登りでバテバテ~ (^^;
太鼓岩からの眺めはNG! ここから雨と風が強くなってきた。 強風と雨が顔にガンガン当たる。
晴れていればここからの眺めは最高らしい。 (昨日まで歩いた峰々を見渡せる場所、 しかし下は断崖絶壁)
辻峠を下り もののけの森へと入っていく。
これをくぐり、、
川を渡り苔の世界をゆっくり楽しむとやがて終わりになります。
屋久杉の森と現実の世界との境界橋。 さつき吊り橋。
越えたくない、 しかし越えねば帰れない。
後ろ髪引かれつつ(本当は坊主ため後ろ髪は引かれない(爆)) 越えました、 そう、 終わらせました。
最後に弥生杉を見て、、
ドシャ降りの管理棟着。 ま、 これもありってことで・・。
ここまでよく歩きました。 奥岳縦走路満喫しました。 ありがとうございました。
バスに乗ればいきなり現実の世界に引き戻される。 展開早っ! ハハ・・。
さっきまでのあの神聖な森歩きは何やったんやー。
そうとなればこっちも気持ちを入れ替えてやろう。 前を見るのみ。
ってことで、 思いっきり煩悩です。 (爆)
飛魚の刺身を肴(んっ?)にルービ-2杯 & おいしい飛魚ラーメン♪
屋久島に来たらこれ食べなきゃね。
この時外は大雷。 すぐ近くでピカッと稲妻走りドドーンと凄い音。
そうかと思えば20分くらいで晴れに変わった。 これぞ南島の天気やね。
ハイ、 ここにも呼ばれましてん。 (笑) 仕方ないので1本買うてあげました。 (爆)
三岳制覇したので買う権利 (飲む権利) 大いにありなのっス。。 オイオイ。
歩いて数分のYH着。

(食事なし、 素泊まりのみ、 自炊可(炊飯器、お湯、レンジ、トースター他自炊道具あり)
ドミトリーには慣れっこ。
アメリカ人2名、 黙々とMyパソコンを叩く日本人1名、 そしてBad smellなボク。
速効でシャワー浴びてさっぱりと。 (濡れた服も全部洗濯、 靴も乾かし大満足)
でお約束、 海を見ながらコレ。
三岳制覇後の自分へのご褒美と山を敬う気持ちを表し4杯いかせていただきました。。 グイッとな。
で夕食に外へ。 ここ数日ろくなモノ食べてなかったのでガッツリ~ かー、 うめー。

(ここでもビール2杯と三岳を一合)
下山後何杯飲んでるねん。
でで、、 YHに戻り・・
屋久島最後の夜、 ゆっくり地酒を楽しみました。 (たまにはいいっしょ、 勘弁してね)
寝る前に今日一番の核心部が、、、
「日・独・英」 急きょ勝手に三国友好同盟を結びました。
お互い一人旅。
つたない日本語、 英語、 あーんど 身振り手振りでの同盟締結でした。 (笑)
ここは屋久島、 ま、 なんとかなるさ。 (爆)
その後の部屋もある意味核心ですた・・。 アメリカ人がやけに話かけてきたよ。。
三日目 以上です! Good night.

(なんちってー)