9月22日にドイツで試験走行中のリニア・モーター・カーが事故を起こし、多数の死傷者が出た。リニアの事故で死者が出たのは初めてのようで、リニアでは世界のトップを走っていたドイツは大きな打撃を受けたらしい。その少し前の8月11日には上海のリニアが走行中に火災を起こしたが、幸い人的な被害はなかった。
上海のリニアは世界唯一の営業用路線で、上海市内の浦東(Pudong)新区の龍陽路(Longyanglu)駅と浦東国際空港駅間の30キロを最高時速430キロ、約7分で走行している。もちろんドイツ製で、2002年12月31日に開通した。中国語ではリニアは線性発動機牽引列車と言うが、上海のリニアの正式名称は「上海磁浮列車」と言う。
開通してほぼ1年後の2004年1月に友人の唐怡荷に誘われて、帰国する機会に乗ってみた。龍陽路駅を出発して4分くらいで時速431キロに達したが、すぐに減速して程なく浦東国際空港駅に到着した。何しろ7分間だから呆気ない感じで特に感動することもなかった。外を見てもそれほど高速とは感じなかったが、これは唐怡荷の説明では窓ガラスに特殊な加工がしてあって速度を感じないようになっているのだそうだが、理屈はよく分からない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/15/b5f44062aaa2f5e847a4c96aabb0dca9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/92/7fa09a06a958bd25afe50789fb0b7560.jpg)
その時にも思ったことだが、いったい何のためにこのような短い距離にリニアを走らせる必要があったのだろう。将来、上海と杭州の間に造る路線のテストだとも聞いたが、無駄な投資のような気がしてならない。7分で走行すると言ってもそれほど便数が多いこともないから、普通の電車路線を造って特急を多く走らせればむしろ便利なのではないか。実際、営業的にもあまり成果を挙げていないようで、運賃をかなり引き下げても利用者はさほど多くないようだ。上海の「金看板」の1つらしいが、営業用、観光用どっちつかずの中途半端なものだと思うし、言葉は悪いが最近経済的にますます発展している上海の、何やら見栄のようにも思える。今後また乗ってみようとは思わない。
上海のリニアは世界唯一の営業用路線で、上海市内の浦東(Pudong)新区の龍陽路(Longyanglu)駅と浦東国際空港駅間の30キロを最高時速430キロ、約7分で走行している。もちろんドイツ製で、2002年12月31日に開通した。中国語ではリニアは線性発動機牽引列車と言うが、上海のリニアの正式名称は「上海磁浮列車」と言う。
開通してほぼ1年後の2004年1月に友人の唐怡荷に誘われて、帰国する機会に乗ってみた。龍陽路駅を出発して4分くらいで時速431キロに達したが、すぐに減速して程なく浦東国際空港駅に到着した。何しろ7分間だから呆気ない感じで特に感動することもなかった。外を見てもそれほど高速とは感じなかったが、これは唐怡荷の説明では窓ガラスに特殊な加工がしてあって速度を感じないようになっているのだそうだが、理屈はよく分からない。
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その時にも思ったことだが、いったい何のためにこのような短い距離にリニアを走らせる必要があったのだろう。将来、上海と杭州の間に造る路線のテストだとも聞いたが、無駄な投資のような気がしてならない。7分で走行すると言ってもそれほど便数が多いこともないから、普通の電車路線を造って特急を多く走らせればむしろ便利なのではないか。実際、営業的にもあまり成果を挙げていないようで、運賃をかなり引き下げても利用者はさほど多くないようだ。上海の「金看板」の1つらしいが、営業用、観光用どっちつかずの中途半端なものだと思うし、言葉は悪いが最近経済的にますます発展している上海の、何やら見栄のようにも思える。今後また乗ってみようとは思わない。