中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

大型連休

2009-09-20 11:10:50 | 身辺雑記
 初めての秋の大型連休が始まった。「シルバーウイーク」と言う。5月のゴールデンウイークに対するシルバーらしいが、連休中に敬老の日が含まれることもあるようだ。ゴールデンには「素晴らしい」という意味があるから分かるけれども、それに対してシルバーという命名は少々安易なようでもあるが、やかましいことを言うほどのことではない。

 今年の秋の大型連休は最大5連休となるが、どうしてこのようになったのか。「国民の祝日に関する法律」(祝日法)に規定された「ハッピーマンデー制」で「敬老の日」が「9月の第3月曜日」となり、そこへ「秋分の日」が水曜日であるためにこれも祝日法によって前日と翌日が祝日の場合は休日となるから、「敬老の日」と「秋分の日」に挟まれた火曜日の22日も休日となった。土曜日を休日にするだけで眼に角を立てる向きがあったような、かつては働き蜂の世界だったことを考えると変わったものだ。「秋分の日」は年によって変わるから、次にこのようなことになるのは6年後のことらしい。

 別に僻んで言うわけではないが、ゴールデンであろうと、シルバーであろうと今の私には無縁のことだ。だから高速道路は行楽地に向かう車で大渋滞だとか、空港は国内線も国際線もごった返しているというニュースを見ても、大変だなあと思う程度だ。独り身の気楽さと言っても、こんなときにわざわざ出かけようとは思わない。

朝日新聞夕刊より

 この大型連休中の高速道路料金は1000円になるから、なおさら渋滞に拍車がかかっているようだが、これも車を持たない者の僻みから言うのではなく、このような制度は見直したほうが良いのではないか。連休などに関係なく働かなければならない輸送関係の企業の車両には1000円規定は適用されない上に、大渋滞に巻き込まれて四苦八苦するらしい。そうでなくても一家揃って行楽地へ、海外へということなど夢のようなことという人達もいる。連休を享受できる者ばかりではないのだ。