中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

モッコウバラ

2010-05-01 11:46:56 | 身辺雑記
 ハナミズキとともに初夏の訪れを感じさせるのがモッコウバラ(木香薔薇)だ。先日卒業生達と昼食会をした後でHg君宅に集まったが、庭にはHg君が丹精こめて育てているいろいろな草花があるり、その庭の隅に大きなモッコウバラの木があって花の盛りだった。




 モッコウバラは中国原産の蔓性の常緑樹で、蔓性と言ってもかなり太く大きくなる。この季節に見かけるのは黄花ばかりで、キモッコウバラと言う。モッコウバラは本来は白花の品種だが、白花はほとんど見られないで、モッコウバラと言えば黄花の品種になっている。。


 妻はモッコウバラが大好きで、我が家のちっぽけな前庭にも鉢植えをしていたが、放っておいたのでどんどん成長し、やがて鉢の底から地中に根をがっちりと下ろしてしまい、高さは3メートル以上になった。ちょうど今Hg君の家の庭にあるものと同じくらいの大きさだったが、枝が密集して満開の時は見事で、通りすがりの人が感心して見るほどだった。妻の死後も成長し続け、その重さで幹が傾いてきたので、仕方なく切り倒してしまった。

 その枝を挿し木したものが近所のSさんの家にある。同じ花好き同士で、妻があげたものだ。もう10年以上たつが、上手く手入れしているのか小さくまとまっている。私にとっては妻の思い出の株だ。今年も花をつけたが、まだ蕾が多いので、これからもっと見栄えが良くなるだろう。