まだ盛りにはなっていなかった藤を後にして、さらに西の佐用郡佐用町の「しゃくなげの里」に向かった。この町は昨年8月の台風9号に伴う豪雨で、死者18人を出し、そのうちの2人はいまだに行方不明という大きな被害を受けたが、氾濫して悲劇を招いた千種(ちぐさ)川も今は落ち着いていた。
「しゃくなげの里」は標高百メートル余の小高い山の斜面を利用したしゃくなげ園で、日本しゃくなげと西洋しゃくなげ150種15,000本あまりが植えられている。しゃくなげ(石楠花)はツツジ科の低木で日本には数多く自生しているが、その多くは変種だそうで、種としては4種か6種とされているようだ。外国産のものが園芸品種として多く導入されている。
このしゃくなげ園の斜面はかなり急で、上り始めてしばらくしたところにある恵念堂の傍らの休憩所でしばらく休んでからまた上ろうとしたが、右脚のふくらはぎが張って痛くなってきたので、それ以上行くことを断念して、上がっていったHr君やHg君夫妻を待つことにした。
休憩所までのシャクナゲは、もう花が衰え始めたものや盛りのもの、まだ蕾のものなどいろいろだったが、頂上まで登ったHg君たちの話ではよく咲いていたようだ。日の当たりにくい場所のものはこれからのようだったらしい。斜面の高さや日当たり、品種などによって、ここでは長く花が楽しめるようだ。
恵念堂の傍らにあったイチョウ。枝から大根を干したように気根が垂れ下がっている。
園芸品種
最後に少し離れた、県も西のはずれの赤穂郡上郡町の万勝院の牡丹を観に行ったが、着いてみると、係員らしい老人が、まだほとんど咲いていませんと申し訳なさそうに言った。入園料も要ることですからと言うので、観ることを諦めた。
花のちょうどよい時期を訪れることは難しい。今度の私達の花巡りドライブの参考にした旅行社の観光バスにどこでも出会ったが、参加者は藤と言い牡丹と言い、かなり満たされない気分だったのではないだろうか。ともあれ、晴天に恵まれ、新緑の山々を眺めながらのドライブはなかなか楽しいものだった。
「しゃくなげの里」は標高百メートル余の小高い山の斜面を利用したしゃくなげ園で、日本しゃくなげと西洋しゃくなげ150種15,000本あまりが植えられている。しゃくなげ(石楠花)はツツジ科の低木で日本には数多く自生しているが、その多くは変種だそうで、種としては4種か6種とされているようだ。外国産のものが園芸品種として多く導入されている。
このしゃくなげ園の斜面はかなり急で、上り始めてしばらくしたところにある恵念堂の傍らの休憩所でしばらく休んでからまた上ろうとしたが、右脚のふくらはぎが張って痛くなってきたので、それ以上行くことを断念して、上がっていったHr君やHg君夫妻を待つことにした。
休憩所までのシャクナゲは、もう花が衰え始めたものや盛りのもの、まだ蕾のものなどいろいろだったが、頂上まで登ったHg君たちの話ではよく咲いていたようだ。日の当たりにくい場所のものはこれからのようだったらしい。斜面の高さや日当たり、品種などによって、ここでは長く花が楽しめるようだ。
恵念堂の傍らにあったイチョウ。枝から大根を干したように気根が垂れ下がっている。
園芸品種
最後に少し離れた、県も西のはずれの赤穂郡上郡町の万勝院の牡丹を観に行ったが、着いてみると、係員らしい老人が、まだほとんど咲いていませんと申し訳なさそうに言った。入園料も要ることですからと言うので、観ることを諦めた。
花のちょうどよい時期を訪れることは難しい。今度の私達の花巡りドライブの参考にした旅行社の観光バスにどこでも出会ったが、参加者は藤と言い牡丹と言い、かなり満たされない気分だったのではないだろうか。ともあれ、晴天に恵まれ、新緑の山々を眺めながらのドライブはなかなか楽しいものだった。