10月5日
○長野市のJR長野駅の在来線ホームに1頭の熊がいるのをJR東日本社員が見つけた。熊はすぐ逃げたが、約10時間後に駅から1キロ離れた市街地を流れる川沿いで発見され、猟友会員が射殺した。体長約1メートル、体重約80キロのツキノワグマの雄の子どもだった。餌の豊富なこの時期にどうして街中に出てきたのか分からないとのことだが、射殺しなければならなかったのだろうか。かわいそうに思う。
10月6日
○中国雲南省昭通市で4日朝に大規模な地滑りで小学校の校舎が流され児童全員18人が生き埋めになって死亡した。地元当局は遺族に一律2万元(約25万円)の慰問金を出すことを決定した。これに対してインタネット上では非難が殺到していると言う。当局は誠意を示したつもりだったのだろうが、「いのちの値段が2万元?」、「幹部の財産はみな7桁なのに」、「理由もなく値段を決められた」などと批判の的になっているようだ
ここは寒村らしいが、いかに子どもであっても2万元と言うのは安すぎる。どうせ当局はうやむやに済ませてしまうだろう。私も寧夏や湖南の寒村に行ったことはあるが、多くは貧しく、中にはこれが人間の住まいかと言うような生活もあった。
10月7日
○千葉市の動物公園で生まれた生後3か月の双子のレッサーパンダの一般公開が始まったというニュースがあった。この双子は立ち姿が話題になった「風太」の孫に当たる。名前を募集しているとのことだ。姉がのんびり屋、弟は落ち着きがないという性格の違いも表われ始めているという。
レッサーパンダは中国四川省のパンだ公園でたくさん飼っているのを見たが、とても可愛く、人気のあるジャイアントパンダよりも愛らしい。この世界にどうしてこんなに可愛い生き物がいるのかと不思議に思うくらいだ。
四川省成都のパンダ公園で。レッサーパンダを抱く邵利明。(2006.5.25)
10月8日
昨日の夕方帰宅する途中で、かすかに金木犀の香りを嗅いだ、今朝はこのあたり一面に漂っている。近所を回って見ると一晩のうちに花が橙色に色づき開いている。空気はひんやりして、ああ、大好きな季節が訪れたなと嬉しくなった。
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