10月18日
○このところ不整脈(脈の結滞)がある。胸にちょっと違和感があるので脈をとってみると、トントントンと続いて一拍途切れ、また打ち出す。途切れた時に胸に違和感を覚える。掛かり付けの医院で相談して心電図をとってもらった。結果はすぐにどうこう言うことでもないと言われて薬をもらった。命にかかわるようなものではないらしいので一安心したが、ひどく脈が乱れるということではなく、一拍だけ結滞するものでも、やはり脈の異常は嫌なものだ。それにしても母の胎内から始まって今に至るまで、何十億回も動き続けている心臓というものはたいしたものだと改めて思う。
10月19日
○かかりつけの歯科医院の待合室で「受診の皆様」という掲示を見た。
「特異体質、アレルギー、心臓病、糖尿病、その他全身的な病気のある方、出血しやすい方、妊娠している方はお申し出ください」とある。妊娠とは当然無関係だが、その他の項目についても該当しない、これで見るとおおよそは健康体と言える。人からも顔色は良いし声にも張りがあって元気だとは言われる。だから「元気?」と尋ねられたら「まあまあ」と答えることにしている。
このところ原因不明だが疲れがかなりあり、どうしても行動するのが億劫になる。どこか悪いのかと思ったが、かかりつけの医師からは夏負けの影響が涼しくなったら出てくるようですと言われた。歯科医院の掲示を見ながら、一応健康体に産んでくれた両親に感謝しながらも、もう少し元気いっぱいになりたいと思った。
10月20日
○日が暮れて辺りが暗くなった時、雲ひとつない快晴の西の空に鎌形の月が浮かんでいた。久しぶりに見るきれいな月の姿だった。調べてみると今夜の月は「夕月」で、3日前は「三日月」だった。「夕月夜」の季語は秋。これから月はどんどん太くなっていって、明日は「弓張月」。
10月21日
○次期衆議院選に向けて「日本維新の会」の橋下代表が九州から全国遊説を始めた。鹿児島市では「体制を変えるには(言葉での)ケンカの強さが重要だ。僕はケンカだけは自信がある」と述べた。相変わらずの馬鹿げたビッグマウスぶりで、不良高校生の言い草だが、自慢するのはケンカだけか。お得意の品のない言葉を国会でも投げようというのか。
熊本では「薩摩軍と官軍が激しく争ったのが、この熊本。熊本を制した者が、日本を制しますよ」と言ったそうだ。維新の会の戦いを明治維新期の西南戦争に重ね合わせて地元へのリップサービスのつもりなのだろうが、反乱士族軍が官軍に敗退した西南戦争を持ち出すとはピントが外れている。熊本、鹿児島では、政策への言及はほとんどなかった。維新が次期衆院選の公約に掲げるTPP(環太平洋経済連携協定)への交渉参加に触れなかったことに、熊本市の男性会社員(62)は「農業県を意識したのだろう」と冷ややかだったという(YOMIURI ONNLINE)。福岡では「(維新の会は)皆さんに我慢してもらうところは我慢してもらう」と述べ、高齢者にも「適正なる負担」を求めていくとしたそうだ。「大阪市なんて、僕が市長になるまで地下鉄もバスも高齢者は全部タダ。こんなバカみたいな政策をずっとやり続けているんですよ」と言って、これらの切り捨て策を語った彼だが、高齢者冷視の本音がよく現われている。国政に関与できたら高齢者や社会的弱者切り捨ての政策を主張するだろう。