秋の夜はしきりに人恋しくなります。この辺りはとても静かですし、家にはテレビがありませんからなおさらです。それで次男の息子に電話しました。早やもう大学3年生で、近くにある母校の小学校に教育実習に行っていました。4年生を担当しましたが、在校当時6年生の時に可愛がってもらった担任にいろいろアドバイスしてもらい、研究授業も無事終わったようで、また大学生活に戻ります。「4年生では手がかかるだろう」と言いましたら「大変だった」と笑っていましたが、この子も以前に比べるとだいぶ話ができるようになりました。無口で教師に向くのかと思っていましたが、だんだん話せるようになっているようです。ジジバカかも知れませんが、おっとりして優しいところがあるので小学校の教師にはいいのではないかと思うのですが、現実は厳しいでしょう。「彼女」がいますが、さすがに実習中は会わなかったようです。
この子が希望通りに小学校の教師になれましたら、妹も幼稚園を希望していますし、長男の長女はこの春から幼稚園に勤めていますから、うまくいくと4人の孫のうち3人までも教師になります。妻の父親は小学校の校長で終わりましたし、私は高校の教師、次男は小学校の教師でしたから、人は教師の家系だなどと言うかも知れませんが、たまたまそういうことになったにすぎません。でもそうなるといろいろ教育に関する話ができる相手が増え、楽しいだろうと思っています。
電話をかけ終わり、あれこれ先のことなど考えていると、独りの憂さも晴れて気分が明るくなりました。