ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 十月の音の詩: 雨の音のこだま 】

2020-10-10 | 十二か月の月の詩

ライトフロウズノウト今日の1ページにようこそ♪

 

今年の台風14号、今のところ日本直撃しないような

進路になっていますね。

回れ右?までいかないれど

海上に逸れていってくれそうな‥

 

まだすっかり安心してよいタイミングではないですが

おととしの、緑地公園の木が三分の一ほども倒れるか

傷んだかした超大型台風の記憶がまだ新しく、

そうではなさそうと思うだけでも

ほっとします。

 

それでも北摂も雨がよく振りました。

雨の日は気圧が低く気温下がり…空が灰色…景色が曇る…

雨音が響く…など、何とはなしに気持ちが内向きになります。

雨に潤う草花のしっとり風情の良い色を見ていると

またかえって色々もの思いしたい気分にも

なったりします…そう、

程度の問題もありますが、

車の運転できない&紙系の荷物を守るため

重装備になることがあっても

私は雨の日がわりと好きです。

(さすがにバケツをひっくりかえすほどのは

好きとはいえない)

 

けれど行事ごと、旅行などについては

しっかり「晴れ女」なのですよ。

直前大雨というのは何度かありましたが‥

 

そんな秋の雨の日に

12か月ひと月ごとの詩のうち

10月の音の詩ができました。

 

先月も、でしたが今回も

最初書こうとしたひとつのイメージが

つかまらなくて、その隣あたりのになりました。

でも纏まってしまったので

そうしたら後からもう変わらないので、

下に載せます。もしよければお読みくださると

嬉しいです

 

【 十月の音の詩: 雨の音のこだま 】

萩の花 紅紫色ちらほら

弓なりの枝葉に

若緑 深緑

取り混ぜて

時雨の道ばたで

揺れる


雨の音 静かに

霞む町並みを

包む日には


心の海深く

沈んだ言葉たちが


真珠のように

幾重もの

丸い層を作る


その姿を

描く力をもつひとは

限られると

誰もが思っている


自らの裡が

いつもいちばん遠くなる

神様の不思議な謎かけ


雨音は

こだまする


胸の奥になおした

思い出の隠れ家に


時を超える

鳥の歌に


ここではない

世界を生きた

魂に


終わらない

旅の途中


全てを繋ぐ

水の波長


降り続く

雨の音

 

 


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