教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

美しいクイナに出会う

2023年12月12日 | 生き物

久しぶりに水辺を歩きました。
休日など多くのカメラマンが巨大レンズを向けている茂みを見ると


美しい鳥が立っていました!


クイナです~♪
初めて撮影することができました。


お尻周りの黒白模様が目立ちます。クチバシが長い。
短い間でしたが近くで観察できて幸運でした♪


同じくツル目クイナ科のバンはつがいでした。



こちらはバンの若鳥


オオバンもツル目クイナ科
曇天の平日で人も少なく、水鳥たちもリラックスしているように見えました。


この水辺で今よく見られるのはコガモに


ヒドリガモ。

あれ?手前のカモのクチバシが大きい。


ハシビロガモです、久々に見ました♪
一羽だけのようで寂しそう。。仲間とはぐれてしまったのかな。


ダイサギは彫像のように動きません。

水辺の草にウラギンシジミがとまっていました。

まだ前日の暖かさが残る水辺は羽繕いする水鳥たちで賑やかでした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月に出会った蛾と実り

2023年11月30日 | 生き物

工事日程が決まった昨年から頑張って断捨離してきましたが
気付いたら工事が始まっていてなんと11月も終わり!
あまり散策できませんでしたが嬉しい出会いがありました。

ハリギリの大木を見上げると


どっさり実がついていました。
ウコギ科の仲間だけあって線香花火のような実付きです。


幹や枝にはものすごいトゲが。これからの黄葉も楽しみです。

なんだか赤い塊があるな~と近づくと


ゴンズイの実りでした。葉も臙脂色になっています。

家のコムラサキの実はだいぶ落ちてしまいましたが


森のヤブムラサキの実はまだまだ残っていました。


葉も鍔も毛深い♪


咲き残るヤクシソウをしゃがんで見ていたら
小さな蛾が目の前を横切りました。


ようやくとまってくれたところをパチリ☆
ヤガ科のアツバの類だろうと思い画像検索してみると
ナミテンアツバが一番近いかなと思いました。

もう一種、フユシャク第一号だ~と一瞬喜んだ蛾が


こちら。でも鋭い三角形で肩のあたりもフユシャクとは違う気がして
調べるとオオアカマエアツバという蛾にとても似ています。
蛾はとても種類が多くて調べるのは楽しいけれど時々諦めてしまいます。


これはミノウスバだとすぐわかりました♪
この蛾をみるともうすぐ本格的な冬だな~と思います。


歩く様子を見ていると小さな幼虫をよけ大回りしていました。
何故だか癒される♪


この蛾だけは11月上旬に出会いました。
ヒトツメオオシロヒメシャクだろうと思うのですが
よく似たフタツメもいて悩ましい。

思い返せば今年はオオミズアオ以外の大型の蛾には会えていない
ことに気づきました。いや、夜中に家のアケビの周りをとびまわる
アケビコノハの迫力に衝撃を受けたっけ。。
今から大型美麗種のイボタガが出現する早春が待ち遠しいです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アワブキの葉にアオバセセリとスミナガシの幼虫☆

2023年09月28日 | 生き物

久しぶりの休みに西の森へ出かけました。

森はナラ枯れが進みカラカラに乾いて、倒れた木も多かったですが
2か所のアワブキの葉で念願の2種の蝶の幼虫に会えました。



一種目はアオバセセリ。
まだ数回しか会ったことがなく、めったに撮影機会がありません。

その幼虫はアワブキで育ちます。


その姿はイチゴ頭にシマシマボディで一度見たら忘れません!


切り倒されたアワブキの、根元から出たひこばえの新葉にこの食痕。
6月末に見て、何だろうと思っていました。

この日、同じひこばえに


この筒状に綴られた葉を見てようやくアオバセセリの幼虫が
このあたりにいるのだと確信しました。


性格でしょうか、隙間が見えるくらい大雑把な巣も。

このような筒状の巣は見える範囲に6個あり、中をのぞくと


可愛い!
頭部は朱赤の地に黒い点、体はクリームと黒色の縞で黒地に青い斑点。


筒を下からのぞくと腹端も赤朱色。
下の穴から排泄物が落下するよう設計されているようです。


このコの黒点はくっきりハート型。

アオバセセリの幼虫は、食草の葉を綴って身を隠し、
食事時にその巣から出てくるそう。
大きくなるごとに葉を綴り直さなければならないのは大変ですね。
どの巣も違っていて面白い。


大きなアワブキの木に行くともう一種の蝶


スミナガシの幼虫がいました。
このスミナガシもなかなか会えず、2回しか撮影したことがありません。

念願の幼虫には、今年の6月末


体長1cmの若齢のコに会えて嬉しかったのですが

この日は同じ木に


この形!


おお!スミナガシの終齢幼虫♪体長は5cmほど。


頭を葉に押し付けて腹端を立ち上げ、防御の姿勢かな?

接写しようとすると


少し顔を上げました。
本や画像で見ていてずっと憧れだったスミナガシの終齢幼虫。
実際会ってみたらやっぱり強烈!その個性的な美しさに感動しました。

スミナガシもアオバセセリも年2回発生して、蛹越冬するということですが
今日出会った幼虫たちは越冬組かな?
今年のように気温の高い状態が続くと体内時計が狂わないか心配です。


アオバセセリのいたアワブキの葉はひこばえから出たやわらかそうなもの。
その葉には


カマキリが獲物を待っていました。

一方スミナガシがいたアワブキの木は大きく葉はしっかり硬め。


この日の葉裏にはアカスジキンカメムシの幼虫がいました。

秋の深まる前にまたここへ来ることができたら、
まだ見たことのないそれぞれの蛹を探してみたいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せの青い蜂に出会う

2023年08月26日 | 生き物

先日ようやくルリモンハナバチに会えました♪


幸せを呼ぶ青い蜂と呼ばれているとか。

大きさはミツバチよりふたまわり大きく動きがゆったり。


労働寄生(他のハチの巣に産卵し、孵化した幼虫がその巣に蓄えられた
花粉を食べて育つ)するタイプだそう。

昨年まで毎夏、近所の公園の水辺のミソハギに来ていたので
この夏もちょくちょく確かめに行っていました。
7〜9月中旬の朝に会える印象なのでこれからも楽しみです。


この日はワクワクする出会いが他にもありました。
暑すぎるためか誰もいない道端で


ハンミョウにたびたび遭遇しました。


立派な牙にほれぼれします。

クヌギの樹液レストランには


大好きなルリタテハ!


木のくぼみにはヨツボシオオキスイやヨツボシケシキスイなどもいました。


木陰には数頭のリスアカネが縄張りを守っていました。


まさに夏、の入道雲。

この3時間後には土砂降りとなりました。


花は終盤、種をつけたメハジキに


オオモンシロナガカメムシが来ていました。


ナンバンギセル!
この花を見ればもう秋はすぐそこ。

でもセミたちはまだ力強く鳴いていて森はにぎやか♪
一日がとても長かった子供の頃の夏休みを思い出しました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トリノフンダマシなど8月のクモ

2023年08月23日 | 生き物

絵画教室は8月末まで夏休みですが、作品展まで1か月をきりました。

先日、会場としてお借りする栄区民文化センターリリスに
責任者として作品展の打ち合わせに行ってきました。
展示パネルのレイアウトやライト・フックの数まで申請するのに
まだ展示枚数が確定しておらず。。
夏休み明けに確定事項をFAXさせていただく事になりました。

今年のDMが出来上がりました。




デザインの本を買って、それを参考に原稿をつくりました♪
また期日が近くなりましたらお知らせさせていただきます。


打ち合わせが終わった後、一か月ぶりの森を歩きました。


普段は時間が気になって歩けない範囲にも行こうと思いましたが
バケツの水をかぶったかのように汗をかき、足取りが重くなり。。


でも足元に若いヤマアカガエルが飛び出してきて一瞬元気に。


7月にオオトリノフンダマシの幼体を見かけた桑の木に


この日はトリノフンダマシが!


本当に鳥のフンのよう。うまく擬態しているな~♪

クモは他にも。


大型の繊細な網の中央に陣取っているので近づけません。


主は美しいスズミグモのメスでした。
すっかり大きくなって、次回は卵のうを見られるかもしれません。


こちらも大きな網。
複雑さはスズミグモほどではありませんが立派な巣です。


主はジョロウグモでした。
大きなメスの上にいるオスがそーっと近づいたり離れたり
しているのを見ていたら、手前の赤いクモが気になりだしました。

その極小の赤クモにピントを合わせてみると


アカイソウロウグモだ♪


腹端のほうから


真横から

ジョロウグモ、オニグモ、ゴミグモなどの巣に寄生して
かかった獲物をちゃっかりいただくのだそう。

以前出会った時は時間切れでちゃんと撮影できず、
数日後に見たらもういなかった、ということがありました。
今年も会えてよかった。

このほかにも真夏ならではの出会いがありました。
次に続きます☆


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日暮れに舞い飛ぶ

2023年08月20日 | 生き物

あっという間に8月も後半、だいぶ日が短くなりました。
心なしか風に秋の気配が漂っているような。。


散歩道にアブラゼミのペアがいました。
今までこのような状態を見たことがあったかな?

自分のブログ内を検索してみるとなかったので
撮影できたのは初めてのようです♪


このミンミンゼミやヒグラシの声にとうとう
ツクツクボウシの声も混じって季節の移ろいを感じます。

猫に会える公園まで足をのばすと


トットットッ・・・
可愛い黒白さんがこちらに向かってきました。


久しぶり~♪
若いころは真ん丸で古参猫に叱られていましたがすっかり大人顔に。

後ろから犬連れの方が来た途端、猛ダッシュで逃げてしまいました。


薄暗いなか輝くタカサゴユリ


キツネノカミソリも咲いていて

キツネノカミソリの花色にそっくりなトンボに出会いました♪


綺麗~!
翅が傷ついているけれどちゃんと飛べていました。


アオモンイトトンボのようです。

ハタハタと儚げなものが飛んできて、追いかけると


正体はアミメクサカゲロウ
この日は2度会えました。


咲き始めたハッカの花にベニシジミ


咲き続けるミソハギにこの日はイチモンジセセリと


ウラナミシジミ!

好きな夏がゆく前にもっと味わっておかなければ。
ウラナミシジミを見るともう秋が近いのだな~と思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミソハギに集まる生き物たち

2023年08月14日 | 生き物

家のことをあれやこれやしているうちにもうお盆。
雨がまだ降っていなかったお昼頃、迎え火を焚きました。


ここですよー、はやくかえってこ~い♪


毎年、送り火の頃に出穂の様子を撮影しますが今年はまだまだのような。
品種の違いや田んぼの場所によるのでしょうか。

いつも棚経の時まで庭で咲かせようと苦心するミソハギの花は
この猛暑で枯らせてしまい、とてもガッカリしました。


公園の花は水辺にあり、今も生き生きと咲いています。

7月初旬から咲き始めたミソハギ。
見ていると様々な生き物がこの花をあてにしているのだと感心します。


ホシヒメホウジャクに


ツマグロヒョウモン

特にハチの仲間が多く


腹部がカラフルなごく小さいこのハチは


アオスジハナバチという名前♪


こちらも小さい!何ハチだろう。


こちらはハキリバチの仲間


オオハキリバチなのかな。


黒くてツヤツヤのフタスジスズバチ


ハラアカヤドリハキリバチも来ていました。


ツルニガクサでもパチリ☆

ルリモンハナバチに会えるはずとミソハギの前をウロウロしていますが
今年はまだ。これからに期待です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐かしい川沿いを歩く

2023年08月02日 | 生き物

母を病院に送り診察が終わるまでの間、
いつもの川沿いを歩きました。


きりたんぽみたいなガマの穂がたくさん♪

幼い頃ザリガニを゙とった川は昔よりきれいになりました。。
でも今は川に入って遊ぶ子供はいない。川どころか道にもいない。


カルガモの親子に会いたかったけれど

実際会えた鳥はビュンビュン飛ぶツバメと


アオサギだけでした。


田んぼは青々として


オモダカの花が咲いていました。

畦道をゆくと


お腹がパンパン!


今年生まれの小指の先ほどのアマガエルがたくさんいました。

ムクゲの木にカブトムシがいないかな?
以前、たくさん見たことがあるのです。


この日は花にミツバチとヒメアカタテハを見ただけでした。

日向を1時間半ほど歩いてもう汗だく。。


木陰の道をゆくと


ツマグロヒョウモンに


オナガ


栗の木にシジュウカラをがいました。


やがて黒い雲がたれこめ雷鳴がとどろき
少し涼しくなったかなと思ったら大粒の雨。

子供の頃の夏休みはいつまでも続く気がした。。
あれこれ思い出し、夏らしさを満喫した数時間でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

炎天下の小さな生き物たち

2023年07月31日 | 生き物

もう7月末!この夏こそは朝早く歩こう、と思いながら三日坊主で
この日の散歩は正午頃。


アブラゼミの撮影はこの夏はじめて


杉林ではヒグラシが肩にとまって驚きました。

あまりの日差しに木陰を選んでゆくと


久しぶりにハグロトンボに会いました。
翅をゆっくりひらいてサッととじる。
その様子をみているとなんだか心が和みます。


あまり数は多くないコノシメトンボ。今年も会えてよかった。


何トンボだろう?
帰宅後調べるとナツアカネの未成熟メスでした。


数が多いのはここでもオオシオカラトンボ


このシオカラトンボもよく見かけます。

会いたい生き物がいたのでハーブ園まで足をのばしました。


花盛りのブロンズフェンネルには


様々な大きさのキアゲハの幼虫がたくさん♪


アカスジカメムシも目立ちます。


アップルミントの花にはベニシジミがじっとしていました。


また杉林にもどってくるとムラサキシジミが翅を広げてくれました。

ハチを探してほんとうはもっと歩くつもりでしたが足が重くなって断念。
休日というのに公園に人は少なく、セミの声ばかりが響いていました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士山麓で出会った生き物たち

2023年07月27日 | 生き物

記憶を頼りに辿り着いた森。
枯れた木が多く、道が乾いているのに驚きましたが


リョウブの木は花盛りで昆虫たちが集まっていました。
後ろの木が枯れて繁栄しているように感じられました。

花にカミキリムシやハナムグリなどの甲虫やチョウやハチなど見えますが
高いところにいるのでなかなか撮影できない。。

突然小さなシジミチョウがとびだしてきて


目の前の枝にとまりました。
久しぶりの夏型トラフシジミです♪


尾状突起がちぎれていてかなり傷づいているけれど
近づいたら元気に飛び去りました。

この日たびたび出会ったチョウは


イチモンジチョウに


コミスジ

カラスアゲハやクロアゲハやジャコウアゲハも会いましたが
まったくとまってくれず撮影はできませんでした。

やや湿った所に、飛ぶと青く輝く甲虫がいました。


ニワハンミョウのようです。初めての出会い♪

ウドと思われる葉に


ゾウムシのペアがいました。


ヒメシロコブゾウムシです。目が優しい♪

とても綺麗な蛾にも会えました。


ビロードナミシャク


数が多かったキンモンガ

道を歩くたび様々な小型の蛾が飛び交う木漏れ日の道で


カモメヅルの仲間に出会いました。


いつも会うコバノカモメヅルより花は小さく葉が大きい。


花に近づくと細かい毛が生えていました。
帰宅して検索すると、カモメヅルの仲間はたくさんあって。。
その中で近いのはオオカモメヅルなのかな、と思いました。


近所で見るコバノカモメヅルはこちら。
花は大きく無毛で先が少しねじれていて葉が細長い。

以前この森を訪れた時もヤマユリが咲いていて足元は苔むしていて
なによりHさんの笑顔があった。
帰宅後その撮影データを探したら、何度も行っているはずですが
見つかったのは14年前のもの。。時の流れを思いました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする