近所の公園で素敵な花に出会いました。
レンゲショウマです♪
一週間ほどまえ蕾に気づき「こんな所で会えるなんて!」と驚きました。
ようやく一輪咲いたので夢中で覗き込んでいると背後に人の気配。
振り向くと目を輝かせた方が「一か月前から楽しみにしていた」
というので急ぎその場を去りました。
レンゲショウマは花界のアイドルですね♪
これは前日のようす。ほんのり薄紫に染まってどこか神秘的です。
レンゲショウマの近くには大好きなフシグロセンノウ
一瞬高原にいるような気がして暑さを忘れます。
この辺りで今花盛りなのは
ハエドクソウ
昨年よりも増えたようであちこちに咲いています。
アキノタムラソウにはマルハナバチや
ここにもダイミョウセセリ
ヤブミョウガも見頃です。
これから青く変化してゆく実りも楽しみです。
マメコガネが群がる花がありました。
このコガネムシは好き嫌いがあまりないようでほんとうに数が多い。
キツリフネの花にもマルハナバチが。
日向にあるキツリフネはぐったり。。
雨が降らないので森は乾いています。
突然足元からヒグラシがとびだして、目の前の木にとまりました。
美しい色合いです~♪
つい最近までニイニイゼミの大合唱だったのに、いつのまにか
アブラゼミとミンミンゼミの声が大きくなって森はにぎやか!
暑い森でこれからどんな出会いがあるのか楽しみです。
車を乗りかえて数日。操作に慣れようと少し遠出しました。
すると森で嬉しい出会いがありました。
繰り返しアオバセセリやスミナガシの幼虫の痕跡を探してきたアワブキの葉に
それらしきものが!
おお、これは!
体長1cmほど、スミナガシの幼虫です~♪
画像でインパクトある終齢幼虫の姿を見て憧れていました。
スミナガシのお母さんが産卵するところも見てみてみたかったけれど
今でも確かにスミナガシがいるのだとわかっただけでとても嬉しい。
前回生き物が集まっていたシラキの花はどうかな?
蕾だった上部の雄花はまだ咲き残っており、雌花の子房がふっくらと。
数が多かったのはアオカミキリモドキ
触れると体液にかぶれるそうなので要注意です。
ひさびさに
オオトラフハナムグリに出会いました!
美しい。。何度見ても感動します。
木陰に丈高い花が咲いていました。
バイケイソウのようです。
近づくとムッとする、良いとはいえない香り。
初めての出会い♪ここにあるとは知らなかった。
花にはアリやアブが来ていましたが、気になったのはこの黒い昆虫。
はじめハサミムシの仲間かなと思いましたが、帰宅してから検索すると
ハイイロハネカクシなのだとわかりました。
こう見えて肉食、大きな翅を折りたたんでいて飛べるのだそう。
バイケイソウの葉はこんな形。
全草に強い毒を持ち、春の芽吹きの頃はオオバギボウシ(ウルイ)や
ギョウジャニンニクと間違え食中毒を起こす例が多いのだとか。
数メートル離れたところにオオバギボウシの蕾がありました。
こんなに近くで!夢中で山菜とりをしていたら間違えてしまうかも。
ナラ枯れですっかり乾燥し激変した森。
それでも懸命に生きている動植物たちに出会うと力が湧いてきます。
梅雨の貴重な晴れ間に思い出深い森を歩きました。
アワブキの葉にスミナガシやアオバセセリの幼虫を探していると
首が長~い!
体がべっこう飴のように金色、愛嬌ある顔をしていてよく動きます。
ヒゲナガオトシブミ・・かな。
黄色がかったものから赤黒いものまで色彩変異があるそう。
この個体は黄色が強く出ていました。
大きな翅が格納されていたのですね。
アワブキは開花したばかり。
高いところの花に細長い甲虫が飛んできていました。
ほかにも木の花がたくさん咲いていて
可愛い♪
秋に赤い実をつけるウメモドキの花には蜂がやってきていました。
葉にヒゲナガガの仲間も。
シラキも咲き始め。花序の基部に雌花、上部に雄花の蕾がぎっしり。
シラキはいつも何の木だろうと思いながら見過ごしていましたが
変わった花に昆虫が集まっているのを見て俄然興味がわきました。
ハエやアブの類に
トゲヒゲトラカミキリのペアが数組
ホシベッコウカギバ
他に
コブハサミムシも。
ハサミムシは地面の石を持ち上げると出てくるというイメージだったので
目の高さにいるのにびっくりしました。コブハサミムシは飛べるそうです!
満開を過ぎたヤマボウシの花も生き物を集めており
ヨツスジハナカミキリなどカミキリムシの仲間たちに
虹色に輝くこんな甲虫も。
タマムシの仲間だろうと調べると、シロオビナカボソタマムシが
一番近い♪タマムシの仲間は小さいものがたくさんいて驚きました。
大きな円を描きながら飛んでいる甲虫を目で追っていると
ようやくとまったのは木の根元。
アオハナムグリでした。背面は青緑、側面や腹側は赤紫で全身キラキラ。
すぐ苔のなかに入ってしまいました。
名前のわからない動植物のなんと多いことか。
帰宅後調べるのも大きな楽しみのひとつです。
スカッと晴れた朝、久しぶりに遠くの森に行きました。
もう遅いかな?と思いましたが
ウスバシロチョウが飛んでいました!
近所にはおらず夏前には見られなくなる翅が半透明のチョウ。
大きさはモンシロチョウよりやや大きく、こう見えてアゲハチョウ科♪
低いところを滑空しつつ、地面に舞い降りるウスバシロチョウ。
産卵は地面の枯葉や枯枝に行われるそうです。
腹端に目立つものがついています。
これってもしかして交尾後のメスに見られるという受胎嚢?
本では読んでいましたが、実物をじっくり見るのは初めてです。
いやいやナメクジだったりして‥などと思い指で触ってみたら
プラスチックのように硬く、腹部にがっちりくっついていました。
帰宅後、手持ちの本「フィールドガイド日本のチョウ」で調べると
やはり受胎嚢で合っているようです。
受胎嚢とは交尾後のメスの腹端に付着した、オスの分泌物が固まって
できる構造物。他のオスとの交尾を防ぐ役割があるのですね。
蜜を吸っていたこのメスの受胎嚢は外れかかっているのかな?
この日、受胎嚢をつけたメスに何度も出会い、興奮のあまり
産卵行動を見ていたのに卵を確かめるのを忘れていました。
咲き残るサラサドウダンにイチモンジチョウも訪れていました。
アヤメにはヒメキマダラセセリ
右がメス、花びらにいるのがオスのようで恋の駆け引きをしていました。
この日はアオバセセリも期待していたのですが
会えたのはこのヒメキマダラセセリのみ。
ツリバナの花
ヤグルマソウの花もわずかに残っていました。
ヤグルマソウはユキノシタ科。愛らしい花ですね。
晩春が戻ってきたようでちょっと嬉しい、爽やかな一日でした。
混む前に取材しようと平日に横浜イングリッシュガーデンを訪れました。
やはり今年は花が早いよう。
ものすごい種類の薔薇が見ごろとなっていました。
これから5月いっぱい咲き続けるのでしょう。
初めて訪れたのは昨秋。バラ以外の植物とのとりあわせも美しく
細い通路が秘密の花園のようでうっとりと歩きまわりました。
この時期は花が密集していて、また違った魅力と迫力がありました。
ガーデナーの方々の苦労がしのばれます。
朝早めに行ったのですが日が高くなるにつれ人が増え
花の香りをのんびり味わうどころではなくなりました。
売店でバラの苗を買おうと思っていたのですが目当ての種類がなく残念。
また秋バラの頃に来よう☆
バラ園効果で元気が増していたので、帰宅後近くの公園へも行きました。
そろそろジンガサハムシが出る頃です。
森ではノイバラが満開となっていました。
野性味あふれる姿に甘~い香り♪
ヒルガオが群生するいつもの観察コーナーでじっくり見ると
食痕がちらほら♪
いました、ジンガサハムシです。
葉を裏返していくと
ペアもいました。
べっこう飴のよう。。何度見ても感動します。
葉裏には数ミリの卵塊がありました。
生まれてくるところを見たいな。。
葉裏にはナナフシの幼虫や
上のエノキから落ちてきたのでしょうか、ヤツボシハムシがいました。
ジンガサハムシのいる辺りは毎年ヨツモンカメノコハムシが出現し
ジンガサハムシが追いやられてしまうのではとやきもきしています。
ヨツモンカメノコハムシの方が発生がやや遅く、時期は長い。
うまくすみ分けているのかもしれません。
草むらにはカメムシの仲間がいたりその卵もあって面白い。
いろんな刺激をもらえた一日でした。
久しぶりに友と素敵な里山を歩きました。
ゆっくりゆっくり、初夏の彩りと香りを味わいながら径をゆくと
近くの梢でウグイスが歌い始めました。
こんな愛らしい仕草も。
帰宅後、画像を拡大して気づいたのですが金属製の足環がついていました。
このウグイスは何かの調査に協力しているようです。
残念なことに刻印された文字はよく写っておらず読み取れませんでした。
森には白い木の花が多く咲いており、様々な昆虫に出会いました♪
エゴノキにクマバチ
トベラにコマルハナバチ
マルバウツギにウツギヒメハナバチ
マルバウツギにはダイミョウセセリも訪れていました。
あれは何だろう?
見上げるばかりに丈高く、目の高さに花も咲いていました。
近づくと独特の香りがします。胸いっぱい吸い込みたい香りとは言い難い。。
良い香りだと主張する友がその場で検索してくれて
この植物はニオイシュロランだとわかりました。
楽しみにしていた桐の花は少し残っていてくれて良かった。
今年初見のアオジョウカイ
カワトンボにも初夏を感じます。
生き物を探しながら、話しながらでなかなか前に進みません。
そう大きくない森をなめるように見て、結局は6時間ほど滞在!
豊かな緑と前進し続ける友に力をもらえた休日でした。
作品展搬出後、気になっていた生き物に会いに西の森へ行きました。
10日ほど前のことです。
その日はよく晴れて暑いほど。
早くもギンリョウソウが出ていました!
ガクウツギも花盛り
ガクウツギの花をじっくり見ていたら、突然バキバキっと音がして
5mほど先に木の幹が落ちてきました。
地面に落ちた音もすごかったのでびっくり!
森はナラ枯れ病がまん延し枯死した木が多いので注意しなければ。。
しばらくは上を見ながら歩きましたが
スジクロシロチョウを追いかけているうちに忘れてしまいました。
テングチョウもよく飛んでいました。
ミヤマセセリらしきチョウを見かけましたが追いつけず。
はじめての昆虫にも会えました。
シリアゲの仲間だと思い検索したところキアシシリアゲ、なのかな?
こんなに種類が多いとは知りませんでした。
愛らしいヒメハギの花を撮っていたら
すぐ近くをトコトコとヒメツチハンミョウが歩いていました!
けっこう歩くのが速い。
集まるヒメツチハンミョウたち
オスは触覚を動かしながら口でメスの後頭部をトントンしている様子。
一匹のメスのあとについてゆくと
このつる植物にとりつきました。センニンソウでしょうか。
この葉には先客がいました。
下2匹がメス、上の顔だけ出しているのがオス
下がメス、上がオス。メスのお腹のボリュームがすごいです。
メスはひたすら食べ続けます。
オスは触覚にハートのようなものが付いています。
はじめは3匹だけでしたが、30分後にもどってみると
葉を食べ続けるメスにオスが集まっていました。
ハンミョウたちは仲間がいるところに迷いなく向かっているように
見えましたが、どうやって居場所がわかるのだろう?
メスは数千個の卵を土中に産み、孵化した幼虫は花の上にのぼり
ひたすら目当ての(寄生できる)ハナバチがやってくるのを待つ。
幸運にもハナバチにとりついて巣に運び込まれた幼虫だけが生き残る
ことができる。ということですが、そのシーンを見てみたいものです。
今年もツチハンミョウに会えた♪
すっかり夢中になって、ヤマビルの存在を忘れていました。
上野松坂屋で開催された二人展は先日会期を終了いたしました。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
今回はいつにもまして余裕がなくPCから離れていました。
皆様のところにお邪魔することもなかなかできなかったのですが、
またペースを戻してゆきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
無事搬出を終え、帰宅した途端カメラをつかみ外へ出ました。
小学生の頃ランドセルを玄関に放り出して遊びに行ったことを思い出します。
森はすっかり青々としていました。
コツクバネウツギが花盛り♪
味わい深い花です。
ミツバウツギも咲いて、そろそろ初夏ですね。
ハンショウヅルも開きだしました。
桐の花は盛りを過ぎていました。
低いところに花があったので香りをかいでみると、甘い。
甘酸っぱいのではなく、香辛料で似たものがあったような。
よい香りなのにどう表現したらよいのかわからないのがもどかしい。。
エビネも満開!
人の踏み込めない柵の向こうにひっそり佇むギンラン
キンランはクヌギ林のあちこちで見られました。
コガネムシの仲間がいたのでじっくり見ると、その下に
カメムシの幼体とクモがひそんでいました。
ムラサキシキブの木の下にいたのはイチモンジカメノコハムシ♪
動き回っていて珍しくつぶらな瞳が見れました。
ハギの新葉に土のついたシロコブゾウムシ♪目覚めたばかりでしょうか。
奥にはコメツキの仲間がいました。
エノキの新葉には愛らしいナナフシの幼体
葉裏にいるのはアブラムシなのかな?
近くにキイロテントウもいました。
生き生きと咲く花に美味しそうな新葉。それを頼りにする小さな生き物たち。
どこを見ても生命感にあふれており心が浮き立ちます。
思いのほか長くあじわえた桜も盛りを過ぎました。
その名残をもとめて近くの小川に行くと
花筏。。
この風景を見ておきたかった♪
開花時期がずれているのは環境の違いなのかな
マガモをぼんやり眺めていたら
視界を何かが横切りました!もしかしてトンボ?
追いかけると
なんとサナエトンボです。4月初旬に見るのは珍しい。
何サナエなのか調べましたがこの写りではよくわからず。
ナバナにベニシジミ
シバザクラにアゲハチョウ
花に蝶が舞う、待ちわびていた光景です♪
早くもリキュウバイが満開
リキュウバイにも蝶やアブがきていました。
いまだ咲き残るシュンラン
柵の中にあるのでカメラをさしだし、あてずっぽうに撮りました。
シロバナハンショウヅルに
ヤマシャクヤクも!今年は早い。
花期が短いので会えてラッキーでした。
高原へ早春の生き物を探しに行きたい!心躍る季節がはじまりました。
お教室は春休み中ですが、9月にグループ彩雲の作品展が決定しました♪
嬉しいことに一回で当選♪1年が経つのは早いものです。
3月末までという申し込み手続きを無事終了してひと安心、
帰り道公園に立ち寄りました。
綺麗だね。。そうね。。
とでも言っているかのような仲睦まじいハシブトガラス。
ソメイヨシノは満開を過ぎハラハラ花びらをおとしていました。
そんな様子を見上げていたら
アオゲラが飛んできました♪
クヌギの木を探っているようです。
オスは頭頂が赤くメスは後頭のみが赤いそうですが
この角度からでは雌雄の区別がつきません。
黄色い花はヤマブキソウ、白い花はニリンソウ
イカリソウも花盛り
名前のとおり船の錨のような花姿です。
ウラシマソウもあちこちで釣り糸を垂らしています。
何だろう?と思ったのがこちら。これを見たのは9日前。
テンナンショウの仲間なのはわかりましたが
気になって2日後に行ったらこの状態。
画像検索してムサシアブミかなと思いました。
そして昨日
のびのびと手をのばして
葉もツヤツヤ♪
やはりムサシアブミであっているようです。
黄緑色の縞縞のふっくりした部分になぜだかとても心惹かれます。
このところあまり探索できていないせいか春が駆け足で進んでいるような。
もしかしてキンランが出ているかもと思い探しましたがさすがにまだでした。