教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

散歩道の小鳥と越冬チョウのその後

2023年02月15日 | 生き物

気持ちよく晴れたので隣駅まで歩いてみました。

小さな墓地の横を通り過ぎようとしたら


シロハラがいました。
輝く墓石がレフ板となって美人度up♪

カッ カッ カッ
聴きなれたさえずりにみまわすと


目の前にジョウビタキ女子!


近づいてきてくれて嬉しい♪


例年通りなら1月中に裸になるイイギリの木に赤い実が残っており
ヒヨドリがきていました。


シジュウカラも?
イイギリの実は大きすぎるだろうとみていると


丸ごとのみこむのではなく突いてちぎって中身を食べていました。


香りはすっかり弱くなったけれどまだ華やかなロウバイ


河津桜は2分咲きというところ


あの黄色いものは何だろう?
画像を拡大してみるとハンノキの花に見えました。

先日会えて嬉しかった越冬蝶たちを確かめに行くと


ヤツデのムラサキツバメは強い風にあおられたのか
翅がひらいている。。生きているのだろうか?


ムラサキツバメが3頭越冬していたアオキは刈り取られていました!
近くのマテバシイもかなり伐採されていて、公園なので仕方のない
こととはいえがっくりしました。

無事を確認したのは高いところにいたムラサキシジミとウラギンシジミのみ。
チョウが自由に飛びまわれるあたたかな春が待ち遠しいです。


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春を待つチョウたち

2023年02月13日 | 生き物

雪後、気温が上がったのでチョウが出ているかもしれないと
探しに行きました。

公園の水場を通ると


ふっくらバンに


人気者のカワセミがモデルになってくれました。

この周りの木々でもよくムラサキツバメが見られるので
じっくり探しましたが蝶には会えず、隣の緑地へ。

すると


マテバシイの地上2mほどのところに


ムラサキシジミ♪

嬉しくなって下にある植物の葉をみていくと


ヤツデの葉に


ムラサキツバメ2頭


アオキの葉に


ムラサキツバメ3頭♪


目の高さの葉にウラギンシジミが頑張っていました。
まだ飛びまわる暖かさではないのですね。

でも季節は確実に進んでいて


紅梅は満開を過ぎ


レンギョウは狂い咲きかな?


一株だけミスミソウが咲いていました!
いちごミルクのような色合い♪

近くにカタクリがあるはず・・と探しましたがさすがに姿はなく。
でも春はすぐそこ♪イカリソウも新しい葉をだしていました。


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散歩道のおなじみさんたち

2023年01月09日 | 生き物

気持ちよく晴れているのに家に籠ってばかり。
作業がきりのいいところで飛び出しました。

近所の公園はなかなかのにぎわいで


久々ににカワセミを近くで見ることができました。


水浴びあとに羽繕いをしていたツグミも♪


残るイイギリの実にヒヨドリたちがやってきましたが
まともに撮ることはできませんでした。

日あたりのいいところは人が多いので


公園の端っこで虫を探すことにしました。


おお、綺麗な蛾がいる!嬉しくなってかけよると


コヨツメアオシャクでした。
ああ、外はいいな~歩いてよかった♪

毎年ムラサキツバメが集団越冬しているアオキの葉をじっくり見ても
チョウは見つけられませんでしたが


クモががんばっていました。


斜めから巣をのぞくと、主はビジョオニグモ


小さなトンネルの蛍光灯の近くにはフユシャクが!
クロテンフユシャクなのかな~。
先日出会ったウスバフユシャクととても似ているそうで
間違っているかもしれません。

森の茂みから呼びかける声がしました。


あっ、こんにちは♪
会うたびににゃんきちに似ているコだな~と思います。
お世話している方と私を間違えたようです。


早くも花開いている桜がありました。寒桜なのでしょうか。

冬しか会えない生き物を探しつつも春のきざしを探してしまう。
芽吹きの季節が待ち遠しいです。


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新年早々会えた生き物たち

2023年01月04日 | 生き物

今日から始まった郵便局へ急ぐ途中、あるお宅の前を通ると
大きな柿の木に色々な小鳥たちが集まっていました。


カメラを取りだした途端、カラスとヒヨドリとツグミは飛び去り
ゴソゴソしている間にワカケホンセイインコも撮り逃しました。

隣の木には


ムクドリ


スズメ


スズメは敏感で早々に飛び去ってしまいました。


歌いながら最後まで残ってくれたのはメジロたち


皆くちばしを果肉だらけにしていました。


近くに鈴なりのピラカンサスもありましたが
小鳥たちは熟した柿の実の方に魅力を感じているようでした。


今年の初詣は近所の小さな神社に行きましたが混んでいてびっくり。
数年ぶりに梵鐘が開放されており、久々に鐘の音を聞きました。

順番待ちの間、石灯籠の台をふと見ると


モンシロチョウの幼虫?
蛹になる場所を探していたのでしょうか、寒いなか懸命に移動していました。

嬉しかったのは、限られた時期にしか会えない
フユシャク2種に会えたこと♪


シロオビフユシャク


ウスバフユシャク

フユシャクは夜行性のものが多く会えることは稀。
外壁のごく近い場所に2種もとまっているなんて幸運でした♪
似ているものがいるので名前を間違っているかもしれません。

厳冬期に活動する小さな生き物たち。これからの出会いも楽しみです。

 


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マユミの仲間とミノウスバ雌雄

2022年12月25日 | 生き物

子供時代は楽しみだったクリスマスですが今年は家にこもって仕事です。
年が終わる前に最近出会ったミノウスバをご紹介いたします。

今年もマユミの実は鈴なりでした。


小鳥がやってこないかな~と遠くから見張っていると


シジュウカラがやってきました♪

マユミはニシキギ科ニシキギ属。
ニシキギ科の仲間は他にも


ニシキギ。 ニシキギ科ニシキギ属。


マサキ。 ニシキギ科ニシキギ属


ツルマサキ。 ニシキギ科ニシキギ属


ツリバナ ニシキギ科ニシキギ属

検索してみると、似たものにサワダツという植物があるそうで
今までツリバナだと思って撮影してきた植物がはたしてツリバナなのか
どうか混乱してきました。


ツルウメモドキ。  ニシキギ科ツルウメモドキ属

こうしてマユミなどニシキギ科の植物を並べてみると
晩秋から初冬にかけて熟す実の形が似ていることがわかります。

なぜマユミの仲間(ニシキギ科)を並べようと思ったかというと


11月末に見たミノウスバのオスが、菊の茎にいたからです。
ミノウスバといえば、マユミ。
成虫が晩秋に現れる、マユミに産卵する蛾だと思っていたので意外でした。

撮影した時はなぜ菊に・・としか思わなかったのですが、先日
同じ場所を通りかかった時ミノウスバのいた菊の上はマサキの生垣
だと気づきました。マサキって確かマユミと仲間だっけ?と気づき
ひとりウキウキ。

今年も11月末の夕方、若いマユミの木を通りかかったら


ミノウスバのオスがフワフワ飛んでいました。


触覚がブラシのようです。
メスが出てくるのを待っているのでしょう。

そして12月はじめ


違うマユミの若木でミノウスバのメスに出会いました。
出会うミノウスバは、虫くいだらけの弱ったマユミの若木が多く


昨年同じころ出会ったミノウスバのメスたちが産卵場所に選んだ枝も
そんなマユミの若木でした。

孵化して今年早春に小さなイモムシとなったミノウスバたちは
あっというまにこの若木の葉を食べつくし、その木は今枯れかかっています。
マサキやニシキギをお庭に植えている方にとっては脅威の害虫。。

食草のニシキギ科植物は種類豊富で近所の公園に多い。
昆虫の少ない冬にミノウスバの痕跡を探す楽しみが増えました。


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フユシャクのメスとクヌギカメムシ

2022年12月08日 | 生き物

一昨年の同じころ、初めてフユシャクのメスに出会い感激しました。


今年も同じ公園で11月下旬からオスが舞い始めました。


クロスジフユエダシャクのようです。昼行性なので助かります。
夜行性のものも見てみたいけれど暗く寒い森を歩く勇気はありません。


飛んでいたオスがスッと落ち葉の裏に入り込みました。
これはメスと出会ったのかもしれない!

そっとカメラを落ち葉の横に差し込むと


おお!メスとペアになっています♪

葉をそーっと持ち上げてさせてもらいました。


メスのお腹に緑色の部分がありますね。


ちょこっと翅の名残りが。

メスは翅が退化していて飛べません。
めったに現れないレアなメスを近くで見れて感激!


オスがメスを隠すように翅をひろげたので早々に元に戻しました。
オスメスともに口が退化していて成虫は何も食べず子孫を残すのみ。。
卵はどこに産むのかな?

クヌギ林ではこの時期ならではの出会いは他にもあって


幹をよく見るとこのクヌギカメムシが続々と登ってきます。


樹皮の窪みに産卵するお母さんカメムシのお腹は卵でパンパン。


産みたて卵は赤みがかっているけれど時間がたつにつれ深い緑色に。

2月頃に孵化すると3齢までこのゼリー様のものだけを食べるそう。


蜘蛛に捕まってしまったものもいました。


クヌギの木のまわりをぐるぐる歩いていたらクロコノマチョウが
とびだしました。この枯葉の中で冬を越すのですね。

冬支度が進むクヌギ林で色々な命のドラマが見られました。



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晩秋のトンボたち

2022年11月29日 | 生き物

オオセンチコガネを探しに森の奥へ。


秋空に映えるモミジに


エナガの群れがやってきました♪


冬支度を終えた裸の木もちらほら

陽だまりには数種のトンボがいました。
飛んでいると全部同じ赤とんぼに思えるけれどよく見れば


リスアカネのオス


コノシメトンボのオス


ナツアカネのメス


タイリクアカネのオスかな。

水辺に行くと


腹端が水に浸かっています。。


数が多かったのはこのオオアオイトトンボ


何か獲物を捕まえたようです!でも虫ではない。。
数回顎を動かして植物の種だとわかったようで下に落としていました。

おやっ?と思う生き物がいました。


全身にもじゃもじゃと毛が!
帰宅後調べるとヒゲボソムシヒキの仲間でした。

ナラ枯れ病が広がる数年前までは堆積した落葉で地面がフワフワでした。
この時期あちこちできらめくセンチコガネや越冬準備する
カメムシたちに会えたものですが、今回は寂しいものでした。

 

 


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冬越し準備するチョウたち

2022年11月14日 | 生き物

野に咲く花が減ってきましたが日が射せばまだ蝶が見られます。


そろそろ気温が下がってきてこんなペアに出会うことも少なくなりました。
ヤマトシジミは幼虫で越冬するようですが間に合うのかな。


近所の公園で長い間楽しませてもらっているホトトギスの花

食痕のある葉を探していると


わかりやすいところに!


ルリタテハの幼虫がいました。
その姿に衝撃を受け、チョウに興味を持つきっかけになった幼虫♪
何度見てもおおっと声がでてしまいます。
これが11月9日。

4日後の13日に見に行ってみると


ほぼ裸になったホトトギスの下の方に蛹が!


よく見ると抜け殻でした。
こんな短期間で蛹化して羽化するなんてあり得るかな?と思い
11月9日の画像を見直すと写っている。。先輩幼虫の抜け殻と判明しました。

9日の幼虫は何処で蛹になっているのか、また探す楽しみが増えました。


成虫のルリタテハはこの美しさ。
越冬するには、まだ幼虫なら急がなければなりませんね。

成虫越冬するタイプの蝶は他にも


キタテハ


そして枯葉そっくりの


クロコノマチョウ


スズメバチとともにクヌギの樹液で栄養をつけていました。
クヌギ林を歩くと飛び出してきてすぐ見えなくなる。忍者のようです。

今年はあと何回会えるだろう?チョウを追えるのもあと少しです。


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秋の花に集まる生き物たち

2022年10月09日 | 生き物

アザミの花を眺めていると入れ替わり立ち替わり
様々な昆虫がやって来ました。


すばしっこいホウジャクの仲間
大きな眼、くるりと丸めた口吻が愛らしい♪


胸が白い。。ヒメクロホウジャクかな


クマバチは全身花粉まみれ


砂糖衣をまとった豆菓子のようです


この小さなハチも花粉を撒き散らしながら花から花へ


このツチバチの仲間は大きくて迫力がありました


蝶は優雅なキアゲハに


チャバネセセリ
アザミはよほど美味しい蜜が出ているのでしょう、接写しても動きません


待ち伏せ型の生き物にアザミの花はよい狩場


咲き残りのテンニンソウではヒメアカタテハ


地面を歩いていたのはウラギンヒョウモン
産卵場所のスミレを探していたのでしょうか。

この日はチョウのペアにもたびたび出会い


キチョウに


ミドリヒョウモン
他にメスグロヒョウモンなどもいましたが撮り損ねました。

花粉を集めたり子孫を残すために活発に飛び交う生き物たちは
これから来る厳しい季節を知っているかのようでした。



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9月末 青い眼のトンボ

2022年10月02日 | 生き物

西の森には色々なトンボが飛んでいました。



目をうばわれたのはこのトンボ
この日の空のような澄んだ青色!

体型や大きさからよく見るオオアオイトトンボかな~と思ったのですが


胸横の印象が違う。腹端の白みも。。

ペアが連結して飛んでいるところも見ましたが
オオアオイトトンボとは明らかに違います。

帰宅してから検索し、オオアオイトトンボと似ている
コバネアオイトトンボ、アオイトトンボを比較検討した結果、
このとんぼはアオイトトンボのオスではないかと思いました。


同じ日に見たこちらは馴染みあるオオアオイトトンボ、
で合っているとおもいます。


オオアオイトトンボたちは水辺から離れたところにいました。


水辺にはこのルリボシヤンマらしき大きなトンボが2頭
グルグル飛び回っておりあらゆるトンボを追っ払っていました。



やっと接写できたのはアキアカネ


トリカブトのところでコノシメトンボのオス


アザミのところでコノシメトンボのメス

トンボではありませんが


アザミの葉にクサカゲロウの仲間


草むらに踏み込んだら不意を突かれて驚いていた大きなカマキリ
その時よけるのが大変なほどツマグロオオヨコバイが飛び交いました。


若いヤマアカガエルにも会えました♪

以前はカエルが多く短時間に多種類のヘビにも会えたのですが
この日は一度だけ。ナラ枯れ病の蔓延で急速に乾燥化の進む森。。
出会う生き物たちの顔ぶれも変わりました。







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