Mさんは華麗な滝を描きました。
日本画 60.5x20cm
色の入っているところはかなり粗い粒子(3~7番)の
天然岩絵の具を用い、滝は胡粉を使い分けました。
周囲は雲肌麻紙の地のまま。
存在感のある麻紙とザラリとした岩肌や原生林は
微妙なバランスを保ち
余計なものを省いた滝はますます輝いて見えます。
那智の滝は3年前にも描きましたが
まったく違う表現方法で、今作はすっきりと
趣の異なる作品となりました。
Mさんの作品はどれも静か。
厳選された言葉で深遠な世界を表現する
詩人のごとく、余分な説明はなし。
見るものはMさん独自の世界に引き込まれ
自然に長いこと作品と対話することになるのです。
Mさんの過去の作品はHP「上郷の森日本画教室」内の
“作品集”の中のMさんのページに
たくさん掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
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