教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ルリタテハ 卵から蛹へ

2021年11月08日 | 生き物

昨晩「ダーウィンがきた」の中で激しく動くルリタテハの蛹が
紹介されていたのを見て、今年出会ったルリタテハを思い出し
春の卵から秋の蛹まで撮影したものを並べてみました。


つい先日、近所の森の陽だまりで翅を広げていたルリタテハ


幼虫の食草はこのサルトリイバラやシオデ、ホトトギスやヤマユリなど


今年4月中旬、食痕のあるサルトリイバラの葉を見ると


径1㎜ほどのルリタテハの卵がありました。


卵の殻は無色半透明なのですね。


5月中旬、食痕のある葉を裏返すと数mmのルリタテハの幼虫たちが♪
1-2齢と思われます。


同じく5月。3齢ほどでしょうか、棘状の突起が目立ちます。
この突起は無毒というものの指で触ったことはありません。


5月下旬。4齢ほどでしょうか、鮮やかな黄色い帯が目立ちます。

サルトリイバラが多い森で卵と幼虫には4~5月によく出会いました。
5齢(終齢)の幼虫にも会いたいな・・と思いながら夏が過ぎ


9月18日。違う公園のホトトギスの葉に前蛹状態の幼虫が!

チョウの前蛹の実物を見たのは初めてで思わず駆け寄りました。
終齢まで育ったルリタテハの幼虫はボリューム満点、迫力があります。

次の日にも観察したかったのですが、次に訪れたのは一週間後。。


9月25日、一週間前に前蛹を撮影した場所にあるはずの蛹は無く

辺りを必死に探してようやくひとつ


これがルリタテハの蛹!艶めいて生き生きしています。


今までルリタテハの卵や幼虫を見たのはサルトリイバラとシオデのみ。
これからはホトトギスのしげみを観察するのも楽しみになりました。



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