近所を歩くとき必ず立ち寄るポイントはいくつかあって
この季節はしみ出た樹液が醗酵している木。
時間により異なる生き物が活動しているのを見るのが楽しみです。
ピカピカのルリタテハや
ヒカゲチョウ
コクワガタのメスかな?
シロテンハナムグリたちも。
スズメバチの仲間がいる時は距離をとるようにしています。
近所で樹液レストランができている木はクヌギ、コナラ、シラカシ、
アメリカスズカケノキ、ムクゲなどで生き物が多いのはクヌギです。
ここでもナラ枯れ病がまん延していて
カシノナガキクイムシが大繁殖。
穿孔クズが根元に降り積もったこのコナラを見上げると
全てが灰色・・・枯れています。
ここ数年クヌギ、コナラ、カシ等の大木がのきなみ被害を受けていて
管理団体が対策してくれているようですが、とうとうこんな若い木まで。
このクヌギの大木はもう何年も前に地面から1mほどの高さで伐られ
大きな樹洞ができています。
上の洞を覗き込みライトを照らすと
なんと大きなウスバカミキリが!
さらに奥には巨大なゲジが潜んでいて思わずひるみます。
この木の別の洞に生えていた硬そうなキノコをよく見ると
赤っぽい小さな甲虫たちがきていました。
大きさ8mmほどのこちらはキノコを食べるモンキゴミムシダマシ
体長4mmほど、赤茶色の体に黄色い点をつけたこの虫は何だろう?
色々検索して、やっとキノコアカマルエンマムシだとわかりました。
キノコを食べているのではなく、キノコを食べている昆虫の幼虫
を食べているのだそう。肉食なのですね。
一本の木にどれほどの生き物が依存し息づいているのか。
まとわりつく蚊とメマトイを払いながら奥深い世界を想いました。