この朝も蒸し暑く日差しは強く真夏のようでした。
4日前ハグルマトモエを見た草原は根際まできれいに刈り取られ
たくさんいた産卵行動するキタキチョウやバッタ類は皆無。
ここだけでなくあちこちがこのような様子で、草原を繁殖場所に
していた動植物にとっては受難といえる環境の変化。
猛暑のなか作業してくださったお仕事の方々には頭が下がる思いですが
こんな広範囲を徹底的にやる必要があるのかな。。
自然観察センターの見解はどうなのだろう?
この日はウラギンシジミによく会いました。
数が多いのはアカボシゴマダラも同じ。
アカボシゴマダラは体が大きく堂々としたもの。
あまりにもいるので撮影するのも途中からやめていましたが
似た蝶が葉の上にとまっていて違和感を感じました。
ゴマダラチョウだ!
この森で会うのは何年振りだろう?
エノキを食草とする蝶はたくさんいて、この森ではゴマダラチョウ、
アカボシゴマダラ、テングチョウあたりが利用しているのでしょうが
圧倒的に多いのは人為的に持ち込まれた外来種、のアカボシゴマダラ。
在来種のゴマダラチョウが頑張っていたことが確認できて
心の中でスキップしながら本館のほうへゆっくり歩いていくと
敷地内に立っている鉄塔から大きな掛け声が聞こえました。
高所、強風、猛暑、強い日射し、たくさんの危険が伴うお仕事。
ただただ感心してしばらく見入ってしまいました。
この日は9月最後の教室日で作品展直前回でした。
例年になく追い込みの方が多く、作品に落款をおし、撮影し
額装し、題名大きさを確認し、搬入方法や展示作業の再確認をし・・
と忙しなくしていたら午前中の教室風景を撮影しそびれました。
午後に無事8名13作品の撮影をすることができました。
素晴らしい力作ぞろいですのでおいおいご紹介いたします♪
お預かりした作品を車に積み込み、まだ忘れ物があるのではないかと
心配に。毎年のことなのに作品展直前はあたふたします。
お昼は暑すぎたためかあまり人に会いませんでした。
アブラゼミだけでなく他のセミの声もすっかり減り
秋の虫の声がよく聞こえるようになりました。
木漏れ日の道にいたのはリスアカネ
上空にはウスバキトンボがいて
枯色が増えた水辺にはシオカラトンボと
オオシオカラトンボの2種
名前が似ていて体が青いのもやや似ていますが
こうして並ぶとシオカラトンボほうが腹端の黒色の面積が広く
翅色は透明、脈も黒一色。
オオシオカラトンボの翅は根元の脈が青く翅先端に色がついています。
クズの茂みでウラギンシジミの幼虫をさがしていたら
葉影に潜むお腹の大きなオオカマキリと目が合いました。
アシグロツユムシを撮影するのは久しぶり♪
ツユムシの成虫と出会うようになればそろそろ秋。。
夏らしさを味わえるのもあと少しです。