夕暮れの森で

15時を過ぎれば森はかなり暗く日が短くなったのを感じます。
でもその頃によく飛びまわっているものがいるので花を探すと


ホトトギスが満開！今年はまれにみる花数の多さです。

近所の森にはあちこちに生えていて、花を見ていると


やはりホウジャクの仲間が飛んできました♪
数頭いましたが大きさも色味も違う。とまってくれないかな～？

と思ったら

近くのヘクソカズラに産卵をしているものを発見！


葉の裏には半透明のクリーム色の卵が。


違う葉っぱにまた別のお母さんホウジャクが産んだ！


よく見ると卵は真ん丸ではなく少し扁平でした。

これから幼虫→蛹→羽化して成虫越冬するのかな？
冬季はヘクソカズラが枯れてしまうでしょうし間に合うのか心配です。

次の世代へ命をつなぐ昆虫は他にもいました。


コカマキリ？
背中側のオスは鎌のところに特徴的な黒線があって体は褐色。
見慣れたコカマキリの姿ですが、メスは初めてかもしれない。
森でこのメスをみたらずいぶん小さなオオカマキリだと思ったでしょう。

帰宅して検索すると、コカマキリは褐色型が圧倒的に多く
緑色型は少ないのだそうです。緑色型がいるなんて知らなかった。。


メスの腹部先端に美しい青色が見えます。
接写してじっくり確かめたかったけれど、メスの視線を必死に避けている
オスの苦労を思えば邪魔する気にはなれませんでした。
オスはこの後無事だったのでしょうか。

秋の夕暮れ。薄暗いなか目をこらすと生き物たちのドラマが浮かびあがってきます。