Sさんは日光で出会った光景を描かれました。
水彩画 F6
晩秋の華厳の滝とその岩壁は冬支度をすませた木々や苔に彩られて
います。様々な筆致で克明に表された植物はもちろん、岩岩の表情が
変化に富んで素晴らしく、滝を眩いほどに白く神々しく見せています。
近づいてみました。
鉛筆による緻密な線描、微妙に調合される水彩絵の具の色選び。
どの段階にも時間をかけ妥協はありません。紙の地をいかした滝と
水飛沫が画面に深遠さをもたらしています。清涼感のある作品です。
線と色の繊細さと透明感が魅力のSさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。