19日より作品展が始まるため、今月の教室日は9月前半に詰めました。
2回目となったこの日も続々と新作が完成し、雨のやみ間に撮影するなどしていたら
午前午後ともすっかり教室風景を撮影するのを忘れてしまいました。
雨がぱらついていた朝。
森を歩くとセミの声がまったく聞こえないことに衝撃を受けました。
目の高さに垂れ下がっていたオニドコロの雌花には雫が
オニドコロの雄花もびしょぬれです。
見つけられなくてやきもきしていた
コバノカモメヅルの花に今年も会えてほっとしました。
先端がちょっとねじれていて可愛い♪
ナンバンギセルも健在です。
いよいよ雨がしっかり降りだして
飛びまわっていたキタキチョウが葉裏で動かなくなりました。
ダイミョウセセリも雨宿り
ハンミョウも高いところにとまっています。
リスアカネはこのあと元気に飛んでいきました。
朝9時になるとようやくミンミンゼミが鳴きはじめました。
お昼休みには青空が出て、ツクツクボウシも激しく鳴きはじめました。
ものすごい湿度ですがいきなり秋は寂しいのでセミの声は嬉しい。
さらに嬉しい出会いがありました。
まず目に入ったのが左上の赤茶色の小さな球状のもの。
イソウロウグモの仲間の卵嚢だろうと思いよく見てみました。
真ん中には白くて大きな、これもクモの卵嚢。
以前見たスズミグモのものに似ています。
そして右側に小さなクモがいます。
足が長く腹部はとんがっています。
後ろの白い卵嚢周りには孵化した子グモがいるようです。
反対側からも。
先日見たアカイソウロウグモに似ているので帰宅後調べると、
このクモはチリイソウロウグモという名前でした。
クサグモの仲間やスズミグモなどの巣に入り込み、食べ物を盗み、
さらには宿主や宿主の子を襲ったりすることもあるそう。
この巣にはすでに主はおらず、子グモは食べられてしまうかも。。
チリイソウロウグモの卵のうは直径4mmほど。
孵化するまでお母さんが見守るのでしょうか。
母グモ、卵のう共に小さくてなかなかピントが合わず。
次回落ち着いて撮り直したいけれどまた会えるだろうか。。
4日後が楽しみです。