教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

クサギの花にオオスカシバ

2019年08月18日 | 生き物

台風が通り過ぎた後は風がおさまり暑さが増しました。


勢いよく流れる田んぼ脇の用水路に


ハグロトンボがふわり

川沿いの草むらには

子アマガエルがぴょこり


敵が多いから気をつけて☆

クサギの花の様子はどうかな?

この間会えたのはヤマトシジミだけだけれど。。


嬉しい、オオスカシバです♪


エビのような体、透明な翅をもつ昼行性の蛾
羽化直後の翅には金色の鱗粉がついているそうです。


真夏ならではの出会い♪今年も同じ光景が見れてよかった。

この時は母がカブトムシを見たいと言ったので先日のムクゲに案内しました。
通りかかった近所の方が「ここは毎年カブトムシがたくさんいる」
と言っていたので知る人ぞ知る場所のよう。


ノコギリクワガタのカップルがいました。

周りの森の木はどんどん減っているけれど小さな畑のムクゲで
いのちをつないでいる生き物たち。たくましさを見習いたいものです。


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ムクゲにカブトムシが集まる送り火の日

2019年08月17日 | 生き物

送り火をたく前に散歩しました。


強風が吹き荒れる田んぼ


今年出穂が遅いように感じましたがしっかり実っています。

畦道にふみこむと
バッタの類が飛んで逃げていきました。

クルマバッタモドキかな。
ここにはとても似ているトノサマバッタもいます。


巨大なショウリョウバッタ
大きなメスが小さなオスをのせています。

つい最近カブトムシがいて驚いたムクゲの木を再び訪ねてみました。


同じカブトムシが同じ枝にまだ留まっているはずはないけれど・・


おお!


メスに会うのも久しぶりだな~♪
見回せばあちこちにカブトムシが。10匹以上います。
ムクゲに発生する虫はラミーカミキリムシ、と思い込んでいました。
カミキリムシのせいで傷ついた樹皮からよい樹液が出ているのでしょうか。
よく見ると樹皮には古傷があるようです。


知らなかった。。ムクゲの木にはカブトムシが集まるのですね。
カブトムシはクヌギやコナラの樹液に集まるものとばかり思っていました。

以前クワガタがアメリカスズカケの木に来ていたのを見たことがありますが
カブトムシやクワガタが好む樹液を出す木は他にもいろいろあるのでしょうね。


日がすっかり暮れた頃

送り火をたきました。
強い風にあおられて危ない!すぐさま素焼きの植木鉢をかぶせました。

迎えたり送ったりするのは不思議な感じ。
いつも心の中にいて思い出は色褪せることはありません。

コメント (4)
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真夏に出会ったピカピカの甲虫たち

2019年08月16日 | 生き物

最近出会ったピカピカ輝く甲虫たちを並べてみました。

初夏によく出会っていたものの7月に入ってからはあまり見かけなくなっていた
ハンミョウに先日再会できました。


何度見てもうっとり・・

近所で樹液の出るクヌギは数本あって通りかかるたびに観察しています。


シロテンハナムグリばかり集まっている日は珍しい。
ここに数日前までクワガタのメスもいたのですが採集されてしまったかな。。
夏休みになった途端虫かごをもった親子連れが増えました。


いちばん多く見かけるのはこのカナブンたち

真ん中にいる小さい甲虫は

ヨツボシオオキスイ。


上からルリタテハ、クロカナブン、スズメバチは何スズメバチかな?
クロカナブンはカナブンより数が少なく感じられます。
アオカナブンにも会いたいな~☆

ここ数年、樹液に来ているカブトムシは見たことがなかったのに

先日、ムクゲにしがみついているオスに会えました。

暗くてジメジメしたところでは

センチコガネに


アオオサムシ
この仲間はよくいるのにすばしっこくてなかなか撮らせてもらえません。
色の変異があるようですがこの個体の緑色は素敵でした。
こんな色の車があったらいいな♪

いちばん撮りたいのはヤマトタマムシ。
この夏は飛んでいる姿を近所で数度見かけたのでチャンスはあるはず!
8月散歩の楽しみです。


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Oさんの日本画作品(036)

2019年08月15日 | 教室風景

Oさんは横浜の海辺で取材されました。


「横浜ランドマークタワーからの展望」日本画 F20

69階からの壮大な眺めを淡彩スケッチでしっかり描き、それを
元に納得のいく表情と発色が得られるまで根気強く岩絵の具を
重ねました。遥かな奥行きと広がりのある迫力満点の作品です。

近づいてみました。

力強い線で表された街並みは明快で清々しい風が流れています。
丹念に描き込まれた建造物や道、橋、豪華客船。そこかしこに
生き生きとした人々の息づかいとあたたかみが感じられます。

どの作品も大きく色鮮やかで情熱的。臨場感あふれるOさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のOさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。



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迎え火をたく

2019年08月13日 | その他

早朝、迎え火をたきました。


風もなく穏やか。今年も無事お迎えすることができました。

まだ雨は降っていなかったので
母と少し遠くの公園へ散歩に行ってみることに。


池にゴイサギが♪
アオサギやコサギ、ダイサギはよく見ますがこの辺りでは珍しい
この鳥を母が撮影できてよかった♪


ときおり明るくなったり小雨が降って傘をさしたり。

雨をさけて木々の密集したところに行くと


キツネノカミソリがたくさん咲いていました。


公園のベンチでサンドイッチとプリンを食べる朝♪


キツリフネの茂みにアミガサハゴロモ


ウスバカゲロウにも会えました。

クヌギの樹液に集まるカナブンにも母は興味を示し撮影していましたが
いちばん喜んだのは


車の下にいた猫を見つけたとき。一瞬で笑顔になっていました。

この後激しく雨が降り出し危ういところで車に辿り着きホッとひと息。
森の木々は久しぶりの雨を喜んでいるように見えました。


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くうものくわれるもの

2019年08月12日 | 生き物

暑い日が続きます。


珍しく日傘をさして森をゆくと


オオシオカラトンボのメスが翅を休めていました。
翅に青空が映っています。


周りにはたくさんのコシロカネグモの円網が水平に張られていました。
蜘蛛が足先2本で触れている白い塊は何だろう?
コシロカネグモの卵のうでしょうか?

コシロカネグモの仲間にチュウガタシロカネグモ、オオシロカネグモ
がいるので腹部を見て確かめようと巣にかがんでいたら

オオシオカラトンボが巣にひっかかってしまいました。
しばらく静止・・・30秒ほどでしょうか、トンボは呆然としているよう。
コシロカネグモも網の中心でじっとしています。

網の糸に接しているのは翅先だけだったので
当然逃げられるだろうと思って見ていましたが


トンボがもがいた途端、コシロカネグモが突進してきました!


クモは翅の付け根、胸部と腹部の境目にかみついて

それでもオオシオカラトンボは定期的にもがいていました。


移動して前部にも。。
クモの網に引っかかってから2分ほどたったでしょうか、
トンボはすっかり麻痺したようで動かなくなりました。
何事もなかったようにクモはトンボから離れ網の中心に戻りました。

このところジョロウグモがだいぶ大きくなり
森に巣が目立つようになってきました。

そのひとつに

ヒグラシがかかっていました。

生きた獲物しか食べない肉食のクモも、鳥やカエルやトカゲに食べられ
狩りバチに狙われ寄生されたりカビに侵されたり。
自然は絶妙なバランスで成り立っているのですね。


杉林で出会ったヒグラシはセミヤドリガに寄生されていました。
この状態だと5齢だそうなのでそろそろセミから離れるのかな。
毎夏、セミヤドリガの繭を探そうと思うのだけれど忘れてしまう。。

大きなアブが何かを抱えていたので接近してみると

シオヤアブがハチをがっちり抱え込んで体液を吸っていました。
肉食のスズメバチさえ襲うこともあるという獰猛なアブですが
敵わない相手がいるはず。

いのちを燃やす夏の森の生き物たちを見ていると
気になるあれやこれやは忘れ‥無になれます。

コメント (2)
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Uさんの新作水彩画2点(081/082)

2019年08月11日 | 教室風景

Uさんの作品を2点続けてご紹介いたします。


 F6 水彩画

初夏の水辺はエネルギーに満ちています。その光景を手漉き和紙
の風合いをいかしながらしなやかな筆遣いでのびのびと表現
されました。やわらかさの中に力強さがある艶やかな作品です。

近づいてみました。

淡墨に濃墨や鮮やかな緑をたらしこみながら描かれた葉は変化に
富んで美しく見ごたえがあります。花にはパール絵具が施され
ほの暗い場所に咲く花を見つけた時のときめきが感じられます。

2点目です。

 水彩画 F4

日々の森歩きで出会った小さな花や実、チョウやハチを画面
いっぱいに配した華やぎある作品です。Uさんの自然に対する
愛情と優しい眼差しが感じられほのぼのと温かい気持ちになります。

近づいてみました。

緩急織り交ぜた自在な線、濃淡様々な緑が画面に奥行きをもたらし
心地よいリズムをきざんでいます。紙の凹凸を意識した筆遣い
で描かれた初秋の森の物語は楽しくいつまでも見飽きません。

幅広いモチーフを描きながら新しい技法に挑戦し続けるUさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のUさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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8月三回目の教室 変わらぬ暑さ

2019年08月10日 | 教室風景

雲ひとつない青空が爽快です。


立秋を過ぎてどうかなと思ったけれど夏は健在☆

8月三回目の教室日でした。

作品展間近、いつも通り集中し熱心に出品作に取り組む皆さん。
描きながら自分と対話しいつの間にか無心になれる。よい時間ですね。


午前中、Oさん、Iさんがそれぞれ日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

お昼休み、木陰を選びながらいつもとは違う道をゆくと


大きな黒いアゲハがふわり。
黒いアゲハといえばクロアゲハ、モンキアゲハ、オナガアゲハ、
ジャコウアゲハ、ナガサキアゲハ、他にもいますが尾状突起の形から
クロアゲハかモンキアゲハどちらかで迷いました。
飛んだ時、後翅に白い紋がないように見えたのでクロアゲハに決定。

クヌギのある所に行くと

久しぶりのルリタテハ!


ルリモンハナバチも。
瑠璃、が名前につく生き物はどれも美しいですね。


ほの暗いところで数が増えているのはリスアカネ


遠くでよく写せなかったのですがおそらくヤブヤンマ
湿った土手に一生懸命産卵していました。


コオニヤンマ、かな。
オニヤンマ並みに大きいサナエトンボの仲間。
水辺の低いところを飛びながら縄張りをパトロールしているようでした。

トンボの池まで行きたいけれど体がついてこず。。
気合いだけでは距離がかせげません。





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夏の花と久しぶりのカブトムシ

2019年08月07日 | 生き物

炎天下、短時間だけ川沿いを歩きました。


ガガイモの花が満開です。


綿毛のついた種が舞い飛ぶ初冬の実りが楽しみです。


橋の上から川を見おろすとたくさんのトンボが飛んでいました。
まったくとまってくれないのがもどかしい。

下流を見下ろせばクサギの花々が。

クサギの木にアオダイショウが絡みついていた!
という母情報を元に喜び勇んできたものの
ヘビがずっと同じ場所にいるわけはなく。。


オオスカシバとの出会いもねらっていましたがホウジャク一頭おらず
会えたのはヤマトシジミのみ。

近くの休耕田にムクゲの花が咲いていました。

この光る花の茎に黒い塊が。


なんとカブトムシ!お久しぶりです~♪


巨大なオスです。
ムクゲの周りには樹液の出るような木はないけれど
堆肥を積み上げた場所はあるのでそこで羽化したばかりなのかな?
人間に見つかる前によい相手が見つかりますように。


ムクゲの枝にはまだ若いカマキリもいました。

クヌギ林で探しているときは見つからないカブトムシがまさかの場所に。
ヘビにだって思わぬ場所で会えるかも。夏散歩は期待できます。


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8月二回目の教室 炎天下に舞うチョウたち

2019年08月06日 | 教室風景

朝から気持ちのよい青空が広がっていました。
もくもくと湧き上がる入道雲が夏らしい♪


日差しが強烈!痛いほどです。

8月二回目の教室日でした。


午前中は机を全部使ってしまうほど多くの方が参加されました。
作品展が近づいてきて出品作の組み合わせなど検討する時期に入りました。


午前中、Uさんの水彩画作品を2点撮影することができました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

お昼休み、森をゆくといろいろな蝶に出会いました。


堂々たるアカボシゴマダラ。
エノキで見かける幼虫はこの要注意外来生物のアカボシゴマダラばかり。
在来種のゴマダラチョウに会ったのはこの15年で一度きり。


いま日向で多いのはこのコミスジ


日陰で多いのはこのサトキマダラヒカゲ


ジャコウアゲハのメスは産卵場所のウマノスズクサを探しているようで
暗い草むらをふわふわ漂っていました。


カラムシのまわりを飛び回っていたのはアカタテハ
きっと産卵するはずと見守っていると一瞬止まりました。


アカタテハの産みたて卵は綺麗な緑色!
直径1mmほどでしょうか、目を離すと見失いそうです。

ほかにもアオスジアゲハがクスノキの葉に産卵していました。
高いところで観察はかないませんが産卵場所が日向だったのにびっくり。

いのち輝く真夏の森にひととき元気をもらいました。


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