教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Iさんの新作2点(022/023)

2022年05月06日 | 教室風景

Iさんの鉛筆画と水彩画を2点続けてご紹介いたします。


「石蕗」鉛筆画 F3

同じツワブキを一枚目に鉛筆画、2枚目に水彩画を描きました。
同じ紙に同じモチーフを違う画材で描くとどのように感じ方や
仕上がりが変わるのかIさんにとっての実験的な取り組みです。

近づいてみました。




タッチのやわらかいIさん。丁寧に形をおいながら慎重に線をひき
白い背景を意識しながら少しずつ暗いところをつくってゆきます。
透明感のある美しい仕上がりで初冬の清々しい風が感じられます。

2点目、水彩画です。


「つわぶき」水彩画 F3

艶やかな厚みのある葉と花の、明暗だけでなく色の響き合いを
意識して着彩しました。仕上がりは淡めが好みのIさん。今作は
やや濃いめ、色鮮やかに表現され華やかな仕上がりとなりました。

近づいてみました。


葉の張りや膨らみをよく観察し、まず青みがかった緑で描きこみ
ました。重なりや窪みの暗部を藍色、アクセントに黄色と赤紫を
入れバランスをとりました。凛とした生命感あふれる作品です。

作品と対話しながらじっくり描き進めるIさん。次の作品も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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蜜をあつめるモフモフなハチたち

2022年05月04日 | 生き物

近所の森でこの頃よく会う毛深いハチたちを並べてみました。


今年もハンショウヅルの花がたくさん咲いていました。

そのまわりを飛びまわっていたのは


金色の毛のマルハナバチ
トラマルハナバチなのかコマルハナバチなのか。。


こちらはお尻近くの毛だけが金色


コマルハナバチのメスで合っていると思います。

土の露出した道で


地面すれすれに飛んでいるハナバチがいました。

ようやく着地したので見ていると


小さな穴に頭を突っ込み


もぞもぞ動いています。
これは巣をつくろうとしているマルハナバチの女王なのでは!


なんと毛深い。
穴は人差し指でぐっと押した程度のへこみですぐ出てきてしまいました。
巣は自分で土を掘って作るわけではなく鼠の古巣などを使うそうなので
良い中古物件探しているところなのでしょう。

だいぶ咲きすすんだジュウニヒトエの花には


ヒゲナガハナバチの仲間


飛び立つ前にまわりを伺っていたニホンミツバチ
この小さな森のどこで蜜を集めているのかな?

穏やかな性質の愛らしいハチたち。
その巣をそっと覗いてみたいものです。


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Iさんの新作日本画(025)

2022年05月01日 | 教室風景

Iさんはケヤキの銘木に描かれました。


「うまくまわせるかな」日本画 20x10cm 

縁起もの、おめでたいイメージをもつ独楽を重厚で存在感のある
ケヤキの銘木に負けないよう盛り上げて箔をおし、彩り豊かに演出
しました。木地の年輪と独楽の同心円のリズムが心地よい作品です。

近づいてみました。



銘木の美しさを損なわないよう慎重に木肌を整え岩絵の具がのるよう
何度もドーサをかけました。暗い木地色に映える発色が得られるまで
丹念に描き込みIさんらしい鮮烈で華やかな仕上がりとなりました。

今作は冬季用、これで夏冬両面が仕上がりました。裏面のデザインなど
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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