さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

翳りのなかで

2014-10-21 | たわごと・できごと


     日がすこし翳ったままの発病後


父の術後の痛みがなかなか癒えないまま、
再発の影におびえていた春まだ浅い頃。

原発性だった今回の肺がんも完治がのぞめるのかと、
つねに不安を抱きながら毎日を過ごしていたその頃
こんな句をつくったが、
今もおなじような心持ちでいる。
発病後 を 父の死後 
と置きかえてもよい。

日々を元気に過ごしてはいるのだが、
つねにこころはうす曇り。

こんないい年になって今さらのように、
これが愁いというものだろうか
と、今まで知らなかった思いを味わっている。

鬱になっているわけではないが、
喜怒哀楽…感情の起伏が
これまでよりどことなくゆるやかで、
テンションが上がりきらないような。

まあ、
喜びすぎたりかなしみすぎたりする傾向のあるわたしには
これくらいでもちょうどよいのかも知れないが。

それと、
むかしむかしからずっとつきまとう
わたしの課題というか 克服すべき欠点?が
このところ とみに自分のなかでクローズアップされており、
気になってしかたがない。
 
ひとのよさはよく見えるのだが、
それにくらべて自分は…と、
自分のいたらなさばかり見えてしまうところ。

いまの自分でいいのだと、つねに思えないこと。

ほめ言葉を素直に受けとめられない
ほめられベタであること…

「いやいやいやそんなとんでもない!」

と否定してしまい、
相手の気をわるくさせてしまう場面もこれまで何度か。

今でもわが身をかえりみれば、反省材料しか浮かんでこない。
自分にできないこと、いたらないところばかりが
イメージされる。

一見欠点に思えるようなことさえ
魅力にみえてしまうような、
自分の個性をよく知って 最大限うまく表現できるひとが、
うつくしい と言われるひとなんだろうな。 

先日、新聞でちらっと読んだ
「ほめ日記」でもつけてみるかな。

と、ひそかに思ったりしている。
(ちっともひそかに、になっていないか)

もちろん、ここでは書かないけれど。
それは 恥ずかしすぎる。

しかし、毎日書くことがみつかるだろうか。






コメント (3)
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