さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

りんは元気です

2014-10-23 | 愛犬りん


写真は2年くらい前のものですが、
いまもこんな感じです。

先日の12日で、りんは9さいになった。

りんの爪きりと肛門のうしぼりをお願いするために、
定期的にかよっている動物病院のナースさんが

「りんちゃんはまだ おトシ感 がないですよね~」

などと言って下さったが、
それでももう年齢からすれば シニア犬。
健康管理には、これまで以上に気をくばってやらないと。

とはいうものの、
相変わらず 時折夜中にやらかしてくれる
噛み噛みハカイ行動といい、
(ざぶとんカバーや布団の敷きシーツ、布団カバーなどの
 ファスナー部分や 刺繍部分、布の隅っこ…
 かと思えば、マジックやボールペンをあらぬ姿にしてしまう)

シュッとしたスレンダーな体型を維持し(笑)、
元気におさんぽする姿といい、
うす茶で もともと白い毛も混じる毛色のためか
しらがも目立たず(見分けがつかず??)

たしかに 今のところはまだ、
ほとんど年を感じさせない。

父のことで、実家に毎日通いつめていた時期は、
仕事に行ってるか 実家にいるかで
ほとんど家を空けており、
最低限の家事と りんのお世話と 寝るためだけに帰宅する
というありさまだった。

そんな状況で、りんが体調をくずしでもしたら、
あっちもこっちもで 対応しきれなくなっていただろう。

毎日ほとんど朝から晩までお留守番の日々が続き、
りんもストレスが大きかったと思うが、
いつも変わりなく元気に待っていてくれた。

りんに泣き言を言ったり、
りんを抱いてわあわあ泣いたり、
りんに話しかけながら 自分を納得させたり叱咤したり励ましたり。

そんな時
いつもおだやかに、じっとそこにいてくれたりんに、
なぐさめるようにペロペロと顔をなめてくれたりんに、
彼女のぬくもりや やわらかな毛の感触に
どれほど なぐさめられたことだろう。

父を見送るまでの一連のあれこれは、
わたしにとって これまでの人生でいちばんの試練といえたが、
そのさなかにある時、わたしはやはり
ひとには 誰にも甘えられなかった。

たくさんのひとに支えられ、助けられはしたが、
よわむしで泣き虫のわたしを誰かの前では
ついに出せなかった。
人いちばいよわむしで泣き虫のくせに、
甘えベタなのだ。

自分の苦しみかなしみは 自分だけのもので、
他の誰かとほんとうの意味で共有することはできないと、
ひとりでたえるしかないと、
自分で納得して解決していくしかないとわかっているから、
ひとに自分をあずけられない。

でも、みんなそうなのかな。
きっとそうなんだろうな。
みんな黙って、ひとりでたえていることが多いのだろう。
わたしが、
ほんとは甘えたいのに甘えられない性質だから
よけいにしんどさを感じるだけで。

りんは、そういう意味でも大きな存在だった。
手ばなしで甘えさせてもらえたから。

毎日、立ち上がるための支えを、癒しをくれてありがとうね。

これからも元気に長生きして、一緒にいてほしい。
りんにも、楽しい思いをたくさん味わってほしいけれど、
こちらが癒され 助けられてばかりいるような気がする。





コメント (2)
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