さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

美しさに触れること

2009-03-16 | 歌のおけいこ


あたらしい職場での人間関係に気疲れして
ちょっとこころがかさついているな…
と感じるこのごろ。


以前の合唱団仲間中心で結成された、
私たちジュビラーテとおなじような規模の
別の合唱団がもうひとつ ある。

その合唱団のコンサートがあり、
先週末 聴きに出かけた。

プログラムには、
ジュビラーテで歌ったことのある曲もいくつか。

いつかジュビラーテで歌ってみたいな 
と思う曲もいくつか。

歌ったことのある曲などは 難しい箇所などが
わかってしまうぶん、
そこらあたりになると緊張して聴いてしまったり
批評家的な聴きかたをしてしまったり

という部分も たしかにあるのだが、

それよりも。。。


あえて ゆったりと、聴衆のひとりとして
素直に音楽を、合唱のハーモニーを
たのしむ思いで聴くことにしたら


意外なほどに その音楽の、
混声合唱のハーモニーの美しさに
歌詞の美しさに
情景が浮かび こころを揺さぶられ

思わず なみだが頬を伝ってこぼれた。


聴きながら思った。


なぜこんなに 深く感じるのだろう。

気持ちが すこしデリケートになりすぎている…?


ああ、そうか。


最近のわたしは、気疲れが大きくて
ちょっと 現実の苦労とか ホコリに
まみれているから

きっと そのおかげでよけいに
美しいもの、こころ癒されるものに
敏感に感じ入ることができるのかも知れない。


ある意味、それはしあわせなことなのだろう。


なんの苦労もない、温室のようなここちよい場所で
毎日を過ごしていたなら、

美しい音楽を聴いても
その美しさを深く感じとることはできないかも知れない…


俗世間にあって
毎日をあがきながら生きているからこそ、
美しいものを より もとめたくなるのかも知れない。


これでいいんだ。


この 自分が美しいと感じる世界にふれる幸せを
あじわうたのしみを知っているわたしは、
苦労の多い現実の場面をも
なんとか受けとめ そこで生きていくこともできる…はず。


苦労や 悲哀を知らない幸せではなくて、

寒さを知ったうえでのあたたかさ、

苦労を知ったうえでのありがたみを感じる幸せ。


それはある意味、

わたしのもっとも望むべき人生の幸せのありかた かも知れない。


いろいろ しんどいことはたくさんあるけれど

がんばっていこう。


ところで 譜面台。。。が ちょっとほしいなあ。


家でマジメに歌を練習する雰囲気づくり??

にもなりそうで 




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2 コメント

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とても納得しました。 (Darth Yumi)
2009-03-21 00:04:06
さくらさんがこの日記で書いてくださったこと、しみじみ心に響きました。
ひずみ庵の日記で、(引用はせずにリンクつきで)紹介させていただきました。

浮いた浮いたで暮らせたらいいのになあと思ってたけど(笑)、人生に文句タレずに生きなきゃいかんですね・・・
ここへ来てよかったですわぁ~!
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Yumiさんへ (さくら)
2009-03-22 11:06:01
そんな もったいないお言葉…
わたしのほうこそ、折にふれての
Yumiさんの励ましに 元気づけられています。
いつも ありがとうございます。

たまったグチや疲れも発散しつつ、
たくさんの恵みにも感謝を忘れないで
生きていかなくちゃー と思います。
キビしい時代、シンドイことも
たくさんありますが、ね♪
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