CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

南木 佳士著・「トラや」

2010-10-19 11:23:13 | 読書
 南木 佳士(なぎ けいし)


長野県に住む医師であり作家
彼の本を読むのはこれが初めて
「阿弥陀堂だより」は映画で見ました

「トラや」は、もっと軽いものと思ってて、するとこれが結構ナーバス
著者がうつ病に苦しむときに母猫が縁の下で産んだ2匹のシロとトラ

気分が真っ暗になったとき、覗き込むと「生」への執着のようなものが見えて
以来、生き残ったトラと共に15年
作者の心情と彼の行動が重なっていく

いやぁ、実際こんなことがあるんやなぁ、って
放っておいたら死ぬかもしれない小さな命と
自ら粗末にしようとしている作者

生と死、向き合う姿勢がなんとも真摯なようすで
ちょっと考えさせられましたね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする