CINEMAとMOVIE?

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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「海賊と呼ばれた男」続き

2014-10-01 12:58:43 | 読書

相変わらず人物がごちゃってくるんで、一応

上巻の続き
下巻
3.白秋  昭和22年~28年
石油業界はアメリカの外油産業の提携の名のもと傘下に置かれ、
ただ、国岡商店だけはそれを拒むが、状況は悪化の一方

ついに、再び「日章丸」の建造に乗り出す、
そして、幾重にも重なる悪条件を鐵造たちの知恵と行動でメジャーの裏をかき、アメリカの石油をタンカーに積んでくる
しかし、それもメジャーの手が回る

今や鐡造の片腕になっている15歳下の弟・正明のもとに、ブリジストンの石橋からイラン石油に関する情報が入る

当時イギリスの占領下に置かれていたイランは、アバダンの石油も独占、
しかし、石油生産の国有化を唱えていたモサンマド・モサデクは、その機会をうかがっていた
1951年、モサデクは大衆の支持を受け大統領に、そして石油国有を宣言
一方イギリスは断固反対し、ホルムズ海峡を通るタンカーは攻撃するとの態度を見せ、一触即発の危機となる

そんな状態を理解したうえでのイラン側との交渉だった

そして度重なる危険を乗り越えついに日昇丸(船長・新田)は、イラン石油を積み込み、
再び裏をかきながら日本に陸揚げする

3.玄冬
「日章丸」の行動はその後起訴されるが、英知を集結し有罪を免れる
そして次に製油所の建設、海底パイプラインの敷設
日田重太郎の死
昭和41年、鐡造は会長となり、正明が社長、のち東雲が社長を継ぐ
昭和56年、95年の生涯を終える

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

男、男、男です
豪快な男どものドラマティックなストーリーでしたが、

「日章丸事件」のところはハラハラもので、
いや、全編そうでしたが、
新田船長は「将は己を知る者のために死ぬ」って感じですかね
まるで戦国武将みたいです
いや、店員の誰もかもが、

女性が出てくるところは
最初の奥さんユキに子供ができなかったことから、自ら身を引いて、
鉄造はふたり目の奥さんとの間に子をもうけます

まあどちらもよう出来た奥方でした
時代的なこともありますけどね

出光石油の創始者の物語ですが、
ときの流れやら、情勢がわかってきます
石油のこと?何じゃらほい? って感じでしたもん

読み応えたっぷり、感動しましたよ
涙腺ゆるみっぱなし

「永遠の0」も良かったけど、


ところで百田さん、とても「探偵ナイトスクープ」を作ってた人だとは思えんです






コメント
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