CINEMAとMOVIE?

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映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「母と暮せば」

2016-08-22 12:42:32 | 映画・邦画
2015年  松原市



「父と暮せば」のリメイクのようで、
あれは広島、父親(原田芳雄)が亡霊となって、娘(宮沢りえ)の所に現れるんでした。
これは長崎、息子・浩二(二宮和也)が母親・伸子(吉永小百合)の元へ現れるストーリーで、
井上ひさしさんの書いたものを山田洋次監督が脚本化

3年前に原爆で亡くした息子をなかなか認めることができず、恋人だった町子(黒木華)と共に生きているところへ浩二が現れますが、
伸子はそんな時間をしあわせに思い、彼を待っています、
しかし、将来のある町子に対し、新しい生活を始めるように話します、

母親が諦めきれずにいるから現れるのか、
浩二自身が未練で出てくるのか・・・

※ネタバレあります

この映画、劇のようでした、
シーンもあまり変わらず、ほとんど母子のふれあいが多かったです、
ちょっと眠くもなりましたけど、
最後のところは一気に来ちゃいましたね、

伸子が「あの子(町子)が死ねばよかった」って本音を吐露するところで、浩二は諫めます、
そしてその後、伸子は静かに息を引き取ります、
浩二は「母さん、もう僕たちは一緒だよ」って
もう私嗚咽に近くて、
この家族長崎だしクリスチャンなんですよね、

母親は夫も長男も戦争で亡くしてて、そして次男までも、
天災じゃなくて戦争という人災で亡くすんですよね、

もうどう生きたらいいか分からないんですね、
助産婦をしながら日々の暮らしをひとりで過ごしてるんですけど、
毎日訪ねてくる町子さんに癒されながらですが、

でも、その町子さんも自分と離れたところで生きる決心をして、
もう生きる気力がなくなっちゃって、
浩二に町子さんへの執着を捨てるように言いましたが、実は自分自身がしがみついていたんでしょうか、

・・と思ったり、

吉永小百合はまり役ですね、
二宮和也も自然でよかったです、
浅野忠信、今回もワンシーンだけ出てました~「父と暮せば」にも
上海の叔父さん役に加藤健一、キャラが良かった、好演です、


蛇足ながら
近くだったし、夫と一緒に行きましたが、
おじさんは5人ばかし、あとは婆ちゃんばっかし
ニノくんやのに、やっぱり地域せいかね・・









コメント
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