
「道路をどうするか」 五十嵐敬喜・小川明雄著 (岩波新書) 定価:740円
【この本を読んだ理由】
「いまや国民は道路か生活かの選択を迫られていると思います。」
新聞の文庫・新書欄の解説を読んでこの本に興味を持った。
【読後感】
日本の道路建設と深い関係にある「道路特定財源」や「暫定税率」の話が書いてあった。
この本の著者らは
“政官業支配の最大の柱である道路利権の闇をできるだけ明らかにし、それを克服する方法を読者や多くの国民とともに探るための材料を提供”
しようと願っていて、専門的で分かりにくいところもあるがとても勉強になった。
また著者らは、日本の無駄の多い道路問題を解決するには政権交代しかないと政権交代を強く訴えていた。
この本は、鳩山新政権が誕生する前の麻生政権の時に出版されたものであるが、実際に政権交代が実現した今、この著者らのその後の感想を伺ってみたいものである。