2008年9月29日(月)
日程表(9日目)
いよいよ帰国の日となった。
バルセロナ発の飛行機は9時30分発の予定である。
ホテルでの起床時間は5時30分だった。
6時15分までに、昨夜中に纏めたスーツケースを廊下に出す。
朝食は6時30分に開始。
朝食をせわしなく済ませ、7時ホテルに来ていたバスに乗り込む。
飛行場までは30分足らずで到着。
早速、搭乗手続きに入る。
ここまで、極めて順調だった。
ところが、出発時刻の9時30分になっても、いっこうにわれわれの乗る飛行機の搭乗口は開かなかった。
バルセロナの天気は快晴だったのだが、どうやら着陸地のパリ空港の気流の状態が悪いらしく飛行機の出発が遅れているとのこと。
とうとう待たされること約1時間30分。
やっとの思いで11時にバルセロナ空港を離陸。
気流の状況が心配ではあったが、なんとか13時に無事パリに到着。
予定では9時30分バルセロナ発、11時25分パリ着だったのだが、約1時間30分も遅れてのパリ到着となった。
おかげで添乗員にせきたてられ、パリ発13時45分のエールフランス機に急いで乗り継ぐ羽目となった。
忙しい乗り継ぎ手続きを済ませ、何とか飛行機に着席できたときは、本当にホッとした。
という訳で、パリを離陸したのは、予定の13時45分より約50分遅れの14時35分だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/69/58686ab98a83270cb1367085cd30d29c.jpg)
飛行路の推定図(WORLD Finder 世界地図の一部を使用)
15時10分(パリ離陸後約30分)ヨーロッパ上空を飛んでいる時。
各自の座席に設置されているテレビ画面に表示されていた飛行状況をデジカメで撮影した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/85/5a3f40343dd2eab1257c805faccc5d24.jpg)
パリを離陸し約30分後のテレビ画面による飛行状況
目的地(関空)までの飛行時間:10時間9分
着陸時刻:翌日の8時19分(日本時間)
目的地(関空)の現地時間:22時10分(日本時間)
目的地(関空)までの距離:9398Km
出発地(パリ)からの距離:374Km
これらのデータから、
フランス時間でこの時の時刻:15時10分。
つまりパリを14時35分に離陸してから35分経過したところである。
パリから関空までの所要時間の推定計算:35分+10時間9分=10時間44分。
パリから関空までの距離の推定計算:374Km+9398Km=9772Km。
関空到着は8時19分と出ている。
と言うことは、遅れを取り戻して、8時20分の定刻通りに到着できることに。
・・・・・・機内食を食べる・・・・・・・・・・・・
・・・・・・機内の窓を閉め、睡眠時間に・・・・・・
・・・・・・機内の窓は閉めたままで睡眠時間が続いている・・・・・・
やがて、黄海から韓国の上空を飛んでいるころ、“翌日(9月30日)の朝になっていること”に気付いた。
ここで、再びテレビ画面の飛行状況を撮影した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ca/21f8d1cf33abcf70f74d9d07e82ec559.jpg)
韓国上空付近を飛行中のテレビ画面による飛行状況
目的地(関空)までの飛行時間:1時間9分
着陸時刻:30日の8時19分(日本時間)・・・前回と全く変わっていない。
現地時間:7時10分(日本時間)
目的地(関空)までの距離:942Km
出発地(パリ)からの距離:8893Km
これらのデータから、次のことが解った。
日本時間でこの時の時刻:7時10分。
つまり、ヨーロッパ上空での画面(前回の画面)の時刻(前日の22時10分)から9時間が経過。
パリから関空までの所要時間の推定計算:35分+9時間+1時間9分=10時間44分。
パリから関空までの距離の推定計算:8893Km+942Km=9835Km。
関空到着は8時19分と前回と同じで、8時20分の定刻通りに到着できること。
つまり、離陸後30分後の推定計算による所要時間と距離が、着陸前1時間の推定計算の値とほぼ同じであった。
この飛行データの精巧さに改めて感心した。
2008年9月30日(火)
往路は佐渡付近からロシア大陸の上空を飛行したコースだったので、この帰路の飛行コースとは、コースの違いがあるが、帰路は偏西風に乗り、飛行時間を約1時間も短縮し遅れを取り戻すことができたのだろうと勝手に想像した。
おかげで定刻通り9月30日の午前8時20分に関空に到着した。
日程表(10日目)
関空での着陸後の手続きも全員無事済ませ、JRで予定通り高岡へ。
今回の旅行を無事終えることができたことに対し、KNBの鍋田恭子さん達と添乗員さんのご心労に心から感謝したい。
終わりに当たり、
帰国後、このブログを纏めるのに、約2ヶ月強の長きを費やしてしまったが、ブログに纏めることにより、スペインとポルトガルの計12箇所の世界遺産の写真を見直しながら、あの時の記憶と感動を再び再現することが出来た。
すなわち、二度、スペイン・ポルトガル旅行を楽しませてもらったことに感謝したい。
(完)