ＩＳ

　　２０００人に“１人”といわれるＩＳ。
　　ＩＳとは、オトコでもオンナでもない性を
　　もつ人のこと。
　　マンガの中で言えば萩尾望都さんの
　　「１１人いる！」の
　　中の“フロル”と“ヌー”だろうか？

　　でもこの作品は空想上のものではなく、本当にあること。
　　性同一性障害とは違い、両方の器官を持って生まれた人
　　と家族、回りの人達との物語が「ＩＳ」というマンガ。

　　子供の頃は気にしない性。たぶん１１歳頃の小学５年生
　　くらいからオトコの子、オンナの子を意識し出すと思う。
　　そうそれが思春期。性とは誰にでも悩む問題。

　　人は異形のものを忌み嫌う。他人と自分を比べ、同じで
　　あることにホッとする。「なぜ、ＩＳに生まれて来たの
　　だろう」と悩む春。こころが痛い…。

　　読んでいると涙が出てくる。でも、少しずつ理解し受け
　　入れるところでやはり涙する、こちらは感動。

　　人は、自分を受け入れてくれる人の心引かれ、
　　一緒に生きていくのだろう。
　　と、ちょっと酔っている１９面相からでした。