別腹とひんやり。

　うとうと、っとしてテレビを見てたら夜１１時です。そうだ、この時間は
　NHKの解体新ショーが始まるんだったとチャンネルをポチッと。

　最初は「甘いモノは別腹って本当？」
　女性の方にお腹いっぱいまで食べてもらってMRIで胃を撮影。すると胃は
　食物で満杯。でも、ショートケーキを見せたら胃の上の方にスペースが！
　なぜ？（このネタ今はなき「あるある」でもやったと記憶してます。）

　その理由は、ショートケーキを見るとβエンドルフィンが出て、幸せ感を
　受けてドーパミン（脳の伝達物質）が発生。摂食中枢を刺激、それにとも
　なってオレキシンが胃を刺激、胃の動きを活発にして、上の方が空くとい
　う訳だそうです。

　βエンドルフィンは甘いモノの方が出やすく。そして、とくに女性の方が
　それに反応しやすいために、甘いものを見ると別腹になるようですね。
　この辺は、女性ホルモンの影響（生き抜くために栄養を体内に溜め込む）
　ことから来ているみたいです。
　
　プレゼンの最後に「別腹と言って食べ過ぎると別人みたいになってしまい
　ますので、ほどほどに。」とのことでした。

　次に「お肌がひんやりするとナゼ気持ちいいの？」
　温度の感じ方は、人それぞれの主観だと思ってたんですけど、いろんな
　温度の水に手を入れてもらって感じ方を集計すると…。

　３３℃　暖かい　３１℃　ぬるい　２９℃　ひんやり　２７℃　冷たい
　１９℃　冷たすぎ　１７℃　痛い　という同じ感覚にまとまりました。

　この実験から人の主観で暖かい冷たいと判断しているのではないことが
　わかります。では、なぜそうなるのか？答えは皮膚に「温度受容器」と
　いう細胞があるからだそうです。その受容器の感じ方は。

　　TRPV２　５３℃　痛い
　　TRPV１　４３℃以上　熱い
　　TRPV３　あたたかい　TRPV４　ぬるい４３～２８℃の間
　　TRPM8　２８℃以下　冷たい
　　TRPA1　１８℃以下　痛い
　　　※３と４はまだハッキリと見つかっていないそうです。

　とのことでした。う～ん、なんとなくわかりましたが、太った人とかが
　暑いとか感じるのは…、あ、あれは体内の温度か。これは皮膚の温度の
　感じ方だった。

　こういうことを真面目に調べている方がいるんだな。と改めていろんな
　学問があるもんだ感じた１９面相でした。そういや、そうゆうことが
　載っている本買ってあったな。積ん読ばっかだ…。

　PS.
　問　４３℃の暑いお湯の中に入ったのに寒く感じる方法は？
　答　メントールを入れる。メントールによって温度受容器が誤作動する
　　　そうです。夏場、暑い時のお風呂は少しメントールを入れるといい？＞