一通り七福神めぐりの様子をお伝えしたが、ちょっと視点を変えてもう一味のアップロード!
神妙に祈る会員の姿。お正月の声とともに家々には神様がお出でになるという。
昔は(今でも?)お正月様といい、家々にはしめ縄を飾り、お日様は勿論神様が宿っていると奉り、水も火も神様が宿っている神聖な場所として井戸やかまどにしめ縄飾りが施された。お正月は他の季節のお参りとは違う、何か一層厳かな気分となって祈る。
余談だが伊勢地方は神様の国。神様の住まわれているお国柄で、どんな季節にもお正月のような飾りをしているのが目に留まる。どの家の玄関頭上に「笑門」の太い文字飾りと、しめ縄が施されていて「松の内」もなく、ず~っとお正月のような感じなんだと納得した記憶がある。
※ちなみに「笑門」とは、後に「蘇民将来子孫家門」を縮めた「将門」で、さらにこれが平将門に通じるのを嫌って「笑門」になったと言われている。
「その昔、この地を訪れたスサノオノミコトに、貧しいながらも慈悲深い蘇民将来が一夜の宿を貸した。ミコトは旅立つ時、今後は門符を門口にかけておけば、子孫代々疫病から免れると言い残した」という伝説があるからである。蘇民の子孫である証拠として門符を掲げ、無病息災を願うようになったそうだ。つまり、家内安全の祈りを込めた「厄除け」の門符である。
※更に調べてみたくなりました。
伊勢神宮: 内宮:天照大神(アマテラスオオミカミ):天皇家の祖先。日本人の総氏神。
外宮:豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)
熱田神宮: 草薙の剣 天皇家の三種の神器の一つ。この草薙の剣は国津神の素戔嗚尊
が八岐大蛇の退治した時に大蛇の尻尾から出てきたもので,何故か日本武
尊命がこれを携えて東征をした後に熱田神宮に納められたという経過があ
るが、本当にあるのか誰も確認はしていないとか…。
出雲大社: 大国主命(オオクニノヌシノミコト)天孫族に国譲りをした国津神の代表的な神様。
国津神が祭神ですので,神宮が名乗れず「大社」の呼び方になる。
大国主命を祭る神社は金比羅宮,大神神社等,全国各地に。
福禄寿様に記念撮影の一員に入って頂き、さらに福を添えてくださいませ…なんてちょっと虫がいい話でしょうか? どうぞそう思われないで、お願いします。
大きなわらじに、それぞれの願いをこめて小さなわらじをぶらさげてささやかに願いをこめる。足が丈夫でありますようにということなのだろうか?(深川のお不動さんで)
おみくじを神社の樹の枝などに結びつける風景が一般的だったが、おみくじ専用の結びつけるしめ縄を用意されたもの。他ではあまり見たことはないが名案です(富岡八幡宮で)。
不動尊の看板の両脇に象徴するように龍の彫刻がある。
神輿会館。 その道すがら冬桜がちらほら…。これは日陰にあったのだが、布袋尊の近くにあった冬桜は見事に満開。花をいっぱいに付けていたので誰もが「桜?梅?」などと注目して通りすぎていたが、この冬桜はほんのわずかしか花を付けていないので、気づかずに通って行った方が多かった。しかし二千和会の方々は黙って通りすぎることはなかった。優しさを感じて嬉しかった。
ガラス越しに神輿を撮影。立派な神輿でそれを支える紐の太さ・・さぞかし担ぐ時の若衆たちは肩が赤く腫れてしまうことだろうかと想像される。
歴代横綱の名前が彫りこんである力士碑。朝青龍、白鵬の新しい横綱の名前も既にきちんと彫ってあった。
伊能忠敬は颯爽と日本中の地図を作るための旅支度で。午後の翳りのなかで、実際に見るよりも険しい表情に撮れる。もっと柔和なお顔であるのに…すみません。
午後の日差しを受けてこの七福神めぐりも無事に詣でることができた。参加できなかった会員の方々にもどうぞこの一年のご加護を授けられますようにとの思いで一杯の今回参加されたみなさんの表情でした。