いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

初雪

2008年01月18日 | SO-Color
 今日もさむ~い!おかげで風邪を引きました。頭が痛いので朝から布団をあげてはおりません。母の鼻水を拭いてあげた月曜日か火曜日かにうつったのでしょうか? 手洗いうがいの励行を怠りました結果です。

 郵便局員や来客があったのですぐ出られる用意はしていたものの、布団に横たわる時間をたくさん持ちました。安心して母を見舞うことが出来なくなると障りますから。
 しんしんと冷え込む16日の晩、千葉や東京で初雪がみられました。このところ寒気団がすっぽり包んでいるようです。
 その初雪の降った日は、あいにく私はいつも居る母の庭を見られませんでした。
 ちょうどその日は孫の家に用事があって泊まっていました。孫たちとお風呂に入って、その後、孫からせがまれて「子守唄」を歌っていた頃に雪は音も立てずに降ったのでしょうか。
 「子守唄を歌って…」というので、シューベルトやモーツァルト、シューマンなどの子守唄を歌っていたら、「日本の子守唄を歌ってよ」って言うのです。「じゃぁ五木の子守唄ね、それともゆりかごの歌?武田の子守唄も知っているよ」なんて言いながら歌っていると、「ねんねんころりよ…がいい」と言うのです。
 (そうか、この子のママにも寝かしつけるのによく歌ってやったね…)とそれを歌いだしました(私は陽旋法の歌い方)。懐かしく郷愁を呼ぶメロディー…私も幼い頃、祖母の背中で、なんとも暖かいトントンと叩く音とともに、あの祖母の歌声や調子(陰旋法の歌い方)が思い出されてくるのです……。
   ねんねんころりよおころりよ
   ○○ちゃんは良い子だ ねんねしな (○○のところに孫の名前を)
   ねんねの子守りはどこへ行った (ねんね…のところにも名前を…)
   あの山越えて 里へ行った
   里のおみや(オミヤゲ)に 何もろた(モラッタ)
   でんでん太鼓に笙の笛
   ……
もうスヤスヤと眠っています。
 五木の子守唄は
   ねんねこしゃっしゃりませ
   寝た子の可愛さ
   起きて泣く子のねんころろ
   面憎さ ……
と、凄まじい歌詞が付いています。何気なく歌っているのだけれど…。
 
 孫の家は街中で、朝うっすらと雪かな?程度に車のシートに着いていたが、母の庭に着いてみると、初雪から二日経っているのに、日が射さないところにはまだ雪が融け切らないで残っていました。
 しんしんと降る風情はさぞかし素敵だったろうなと思いました。