いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

街角ウォッチング①

2008年01月24日 | SO-Color

 用事が済んで、地下鉄で帰ろうかと思ったが、真っ暗なだけの鉄路・地下鉄に乗って早く帰るよりも、まだ時間があるから歩いて行こう…とのんびり風景をキャッチしながら、家路へと向かうことにした。

 街路樹“プラタナス”は、すずかけの実をたくさんにつけて寒い風の中で、それでも優しげに立って道行く人たちを見つめてくれていた。
 この街は歩道も広くとっている。車道、歩道の区別はどこでも見られる普通のことだが、ここの歩道には自転車と人の通る道とを区別して、広いゆとりのなかで安全性を図っている。
 もともと人間が通っていた道を、車が通り始めていつの間にか車が「我が道顔」で通りだし、歩く人が危なくなってくる。そこで歩道を無理やり確保するしかなくなってしまい、後から通り始めた車も以前のように通すから、車はすれ違う時に大変神経を使う。そんな道は一方通行にすればいいのに…。一番は行政予算を多くして道路整備に向けることが良い。(いやいや一概には言えない部分を多く含んでいるので…あ~ぁ!)
 ここは走行車線は片方で3車線あるのだから無理に設計したのではないことが分かる。街づくりにはまず幹線道路・街の動脈を考えて、そこから細部に神経を置くことが大事だと、こんな例からも、学べる。
 
  のんびり散歩で、キョロキョロ歩いていると、東名高速道路と結ぶこの道だ。ちょうどハイウェイバスのお通り…の時間でもあった。

 何気なくハイウェイバスの後姿を追って、赤信号で停車中のバスを思わずデジカメで記録していた。2,3年前、20代の息子に付き合って東京から夜行バス・ドリーム号の乗客になっていたことを思い出していた。
 2階バスの2階に陣取れたのはよかったのだろうが…。足元には結構幅のある荷物、3列の真ん中だったので網棚は使わずに遠慮したのもいけなかった。ケットとスリッパは備えられているものの、若くはない私には夜行バスはきつかったなぁ…。確かにバスの振動は心地よく慣れてしまえばよかったが、私はちょっとおしゃれ?をして髪を後ろに結わえて髪飾りも着けていた。頭部がヘッドレストに当たり頭の納まりが悪くて、レスト(Rest・休息)にならなかったのである。
 辺りは暗いし誰も私の姿など注目はするはずもないのだが…やはりきちんと結わえたものは崩す気にはならなかった。髪飾りはさすが外したが、とても寝苦しかったし、辛い時間だった。
 これが昼間ならマニュアルミッションを使っているバスなので、シフト運転の切り替えでエンジンの音が変わったりすることを自分の運転時の参考にしたり、変わる景色を楽しんだりしたときもあったのに…と。そしてもう私はドリーム(夢)を見る年代ではないのだと悟ったのだった。

 そんなことを思い出しながら歩いていたら、この寒い空のしたで健気にさいている花の一群。秋には「我が咲き時よ」と、美しく咲き誇っていたバーベナ。この時期にまだ枯葉色にもならずに緑色で元気そうだ。これは四季咲きの花だったかな?
 一時期我が家にも、もっと赤い色の花を咲かせたことがあった。西住宅の先輩奥さんにいろいろ教えて頂いたが、この花の苗も最初に頂いたように記憶している。あの時代は私にとって輝きの時代だったと、振り返ってみると思えるのだが、更にいまを~~振り返る時になれば~~うん、輝いていると、言えると思う!! …言えるように過ごしていきたいと思う。