ほんのお愛想程度に遠くの桜の木々は、薄紅色に色づき始めています。
クマザサの向こうの堀は、徳川さん、後に皇室の離宮となったが、お客人がここまで船に乗ってお屋敷にあがっていったとか。
お伝い橋のたもとで記念撮影。足場が悪いのでちょっと傾いたり背伸びしたり…後ろの小の字島へ架ける太鼓橋の曲線の美しさもバックに取り入れて、写真に収めたかったための必死さで、「危ない、池に落ちるよ!」の声がかかるけれど…! ボランティアさんに、撮っていただいた。
将軍お上がり場の立て札があります。将軍が船に乗降する場所で、1949年のキティ台風で階段の一部が崩れて海に沈んだということです。
浜離宮水上バス乗り場 (写真はインターネットから)
対岸の火事とは言うけれど…お、お、…これは本気ですぞ!燃えてる黒い煙はただ事ではない…。上方にある写真で煙が立ち上っている時から火事の煙みたいだと案じていました。このあたりから、消防のサイレンがしだしました。
ようやく火事の取材でしょうか。ヘリコプターのプロペラ音が聞こえてきましたが、黒い煙を発見したことから、もうずいぶん時が経っている気がしました。20分は経っていると思います。
しかし、傍を通るころには赤い方の船(消防船?と言うのか、知らないけれど…。)が放水していましたから、取材は遅かったけれど消火活動は早かったと言えましょう。
そろそろ到着です。墨堤の桜並木が見えますがまだ蕾は固いようです。ほんのりと赤く色づんでいるところが可愛いじゃありませんか?
堤防でお弁当を広げてビールやチューハイで、今日のお花見に乾杯をして腰をあげまして浅草寺から合羽橋道具街に向けて歩きました。台所用品、レストランメニューのサンプル、果物サンプルなど面白いものが店先に並んでいましたが、買う商品の目的も定まっていないので、なんとなくブラブラと通り過ぎて、最寄の駅に向かいました。
去る3月28日は、隅田川を遡っての水上バスを利用して、お花見をしようとの計画でした。早期の開花予想では、今年は当地方では25日と、出ていましたが、その日が近づくにつれて、寒い日や風の強い日があり、4月3日の今日辺りが満開になったとのこと。寒いね~。
船を見ながら、橋を渡ると浜離宮恩賜公園です。その途中赤いトキワマンサクの垣根がひときわ鮮やかでした。
ボランティアガイドさんが、何人か待機されていましたのでお願いいたしました。
徳川将軍家の4代家綱の弟君綱重の子が6代将軍になったので、それを契機にこのお屋敷を「浜御殿」と呼ばれて将軍家の別邸となったのだそうです。
途中、「300年の松」が立派な形で作られていたのですが、一度台風で倒れ掛かって横に傾くさまが、またまた見事に見せています。
雪柳が満開です。桜はチラホラ程度でしたが、他にも花はあります!その花たちが桜ばかりが花じゃないとばかりに咲き誇っていました。
お伝い橋を渡り、鴨猟をする小屋。猟銃をあてる筒が池に向けて4,5本用意されていました。
3分咲きの桜、サンシュユの木には黄色の花ちょっとだけほころんで…。
これは鳥たちに餌をあげる場所。木槌で叩くと、その音で鴨など鳥たちが寄って来て、餌を与えます。餌は細い筒を通って引き込みの小川に落ちるようになっているのです。“カンカンカン”と叩くと鳥たちは人間の姿を見ることなく餌を口にすることができるように、囲ってあります。その裏側(鳥側)に回って見ますと、ケマンソウが見事に花をつけていました。