「いちよう」34号のために寄せられたカットです。もちろんKeikoさんの作品です。
去る4月11日、草野水路の水際に咲いた花大根をキャッチ。
薄紫の群衆…。小さな花ほど、かたまって咲くいている。
それはそれの美しさ…素敵な春!
水路の流れには桜の花びらでいっぱいに埋まっていて
花びらの動くじゅうたん!
突然のメールでのお誘いがあった。「抽選でS席が当たったの!」と、Ciekoさんからのご招待。それは「都はるみコンサート2009」というもの。二千和会のメンバー名を、ご親切にも書いて下さって応募して下さったという。そしてなんと2組(4名)も当たったのだと。
6時に文化会館の前庭に待ち合わせて、Yさん手作りのサンドイッチを頬張ってから入場。ここは5年くらい前に同級の友達が山田流箏曲の発表をされたのを聞きに来て以来だった。
今回、照明が私にとっては興味を引いたこと。演台には客席に向かってのライトが設えてあり、時に天井、時に脇の壁をスクリーンにして影絵の様になった光りの束を投げかけて賑やかな効果を出していた。
オープニングの都はるみの衣装は奇抜な若緑色に赤い数字の模様の振袖であった。“都”は数字に置き換えると3,8,5(み・や・こ)となるからと、本人都はるみの説明。数字とアルファベットの模様が着物のデザインだった。昭和23年生まれだからちょうど60歳の彼女は、意外にも可愛い女のままでワンマンショー。
2場目には客席中央の通路に現れた。歌いながらファンに握手のサービスをして、舞台へと向かう。生い立ちなどのショートストーリーの間に衣装を替えて、座席近くの通路に現れた。
舞台では大きく見えた“はるみ”を遠めから、オペラグラスを使い彼女の表情をみようとしたが、はっきりはしなかった。満足には分からなかった部分、背中の横幅や背格好など小ぢんまりとしてスマート! 若い時はどちらかと言えば、失礼ながら美人と表現しかねたのに、こうして歳を重ねた彼女は近目で見ると美しかった。綺麗だった。 テレビで見る時よりず~っと。
当然ながら歌もなかなか…! 当たり前ですと笑われそうだが!!…聞かせてくれた。
「黄昏の橋」「東京セレナーデ」「小樽運河」「幸せ岬」「夕陽坂」・・・・・これら前半から中ほどの曲は、あまり馴染みの無いものであった。しかし直に聞かせてもらうと、良さが伝わってくる。これを上手いと言うのだね!
小さな体ながら、バックグラウンドの大きな奏者に軽々と冗談を言っての、サービスの振る舞いなど、約2時間観客を楽しませてくれた。
後半は、巷でもよく流れて私でも知っているヒット曲の数々…「涙の連絡船」「北の宿」「大阪しぐれ」を歌った。5月20日にリリースされる新曲「小さな春」も。いいかも知れない!?「千年の古都」も良いな!
後半の振袖姿は、濃い緑のバックに赤紫の牡丹を振袖の下の方に、身頃の裾から後ろにかけて配した色は地味目だったが、この年齢では派手目な大柄の振袖衣装。
またここで、輝いた人生を送ったのであろう人を拝見した。あぁ継続は力なり。
「さよ~なら、さようなら… 好きになった人~…」 歌謡ショーの余韻を楽しみながら、4人は離れがたい気分にもなったが、「さようなら、さようなら」と歌いながら……。