いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

上高地③

2009年06月02日 | 会報お役立ち

  
 大正池から上高地帝国ホテルの方に向けて戻り、さらに上流の河童橋を目指す散策路を取った。
 大正池の帰路噴火によりほぼ埋まってしまっているという田代池に寄り道。
  
 大正池では雨、そして田代池に向かう途中は雨。ところが田代池の辺りで綺麗に晴れる。山の姿も見せるが雨上がりでは水蒸気がいっぱいでもやっているのは仕方がない。
  
 田代橋を渡り右岸を歩くとまもなくウォルター・ウエストンのレリーフがある。日本アルプスと名付け中部山岳を世界に紹介した英国人牧師。
  
  
 青空もほんのわずか顔をみせてくれる。鏡の面を見せる沼は淀んでいたが鴨が二羽仲良く泳いでいた。この画面には登場出来なかったが…。
  
 緑の若葉が優しく輝き、ホーッとさせてくれる。この雨上がりの若葉は素晴らしく綺麗に映った。やっと河童橋。皆で記念の写真を撮って後の後ろ姿である。
 
 河童橋から奥穂高、西穂高連峰を眺めたが、シャッターを切った時はこの山に続く峰があいにく見えなくなってしまい、残念である。
  
 秋は秋で紅葉がいい。右岸から左岸を眺めるのが私は好き。カラマツが紅葉して一面渋い橙色に染まってくれる。
 
 Itouさんは、帝国ホテルから、河童橋に移動されてさらにバスターミナルで合流となった。
  
  
 帰りのバスの中からの風景。大正池は池の面が青く緑色がかっていてその深さが魅惑的。そして進むとまた、山肌が崩れているところが目についた。
  
  
 発電所も見えた。
 雨に降られはしたが、目的の地域を歩いて雨の風情に囲まれたり、また、晴れた時には山々の衣を纏ったような姿を見せてくれて、二様三様に楽しむことが出来たのは、またこれもチャンスと言うものだったろう。
 


上高地②

2009年06月02日 | 会報お役立ち

 
 お昼の食事を摂ろうと…カレーライスを戴こうと思ったが、残念!
 満席です。和食なら待たずにすぐ座れます…ということで、信州のお蕎麦を戴くことになった。
                              
     
 お蕎麦を待っていると、ウェイトレスはお茶の注ぎ足しを何度も気配りしてくれる。そして外は雨があがっていたので、「きっと今日は晴れてくれますよ」とさえリップサービスしてくれて蕎麦の出来上がりを待って、流石信州の蕎麦だと言いながら、美味しく戴いた。こんなフレーズも思い出していた。
 “信州、信濃の蕎麦よりも、わたしゃあなたのそばがいい”…なんて、信濃をこよなく愛していた父の照れ笑いを思い出しながら…ズッッと蕎麦を飲み込んだ。

  
 
 あ~食べ終わり外に出ると、もう晴れた様子は消え去り、合羽が欲しいくらいに降っていた。Itouさんは、雨と足を心配されてこの帝国ホテルでコーヒーを楽しみながら読書をしていると、ここへ残ると言われた。予想されて本を用意されて来たのだと言う。
 雨が割に激しいので皆もその言葉を受けて無理には勧めなかったが、ちょっと残念である。ここから大正池までは、平坦な道で険しくはなかった記憶だもの。
 梓川は雨で増水しているが、その割には澄んだきれいな水と思った。
  
  
  
 雨にけむる、もやっている焼岳と大正池…雨が為せる風景もまた格別な味わいがある。自然はそれなりに期待を裏切らないで美しい。