私は不用意に、ある人を「可哀想だ」と思ってしまった。
やたらに可哀想なんて、自分以外の境遇を上からの目線で判断して、見ているような態度はある種の罪ではないかと、日頃思って自分をいさめているのに…。
ニワナナカマド
他の人の目から写っただけの判断は、やっぱりどんなことでも、良い悪い、幸せ不幸せ、などと目に見えない物差しでの評価は好ましくないと思っているのに。
花は美しい。
小さな野の草花は無心に、ただ自分が咲きたいから咲いて任務?を遂行しているだけだ。
それを見て単純に美しいと見ればよいのに。素敵な花だと愛でればいいのに。
花を見て静かな心に戻る。
不平不満ばかり言う人に出会った。
口を開けば不平・・・声が出ているときは不満・・・御馳走をみるとここに無い物をねだる・・・。
出る言葉は全部が愚痴っぽく全部が恨みっぽく…聞こえる。
こんな方が世の中には居るんだ。
今まで出会ったことのない人種のような気がして、ふと可哀想な方だと思ってしまった。
ザクロの花 ペチュニア
なぜ、こんなに文句を並べるのだろう。
そう思いながら、その方を見ているとそう言って、これまでの人生をそう思って生きてきた方なのかも知れないと、こちらも余裕が出てきた。
可哀想な生き方…かも知れぬ。
でもそれはその方にとっては、生きている証のようなものかも知れないとも思った。
言いたいならどんどん言うのがその方の生きざま。そう言って暮らすのが一番良いのかもしれない。
聞きたくなかったらその方の周りにいなければ良いんだもの!!!