いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

緊張と緩和の繰り返し

2009年06月14日 | SO-Color

 
 夕方6時過ぎの国道16号線に入ろうとしている我が車。混みあって渋滞気味なので、みんな心が急いている。
 順次その列に入らせてもらいたいのだが、他の車の心が通じない。
 果たして入れてもらえるのか、または先を急いでいるから我が車は無視されるのか? …よく掴めなかったひと昔。
 だから、モタモタしている運転だと多分他の車に思われていたと思う。今だってその傾向なのだけれど…。
 
 強引に入ってくる車は断然男の方に多い。
 よく私が助手席で、夫が運転の場合、「どうも前の車は変な感じだな。きっと女性ドライバーだね」…なんて、呟きながら走っていた。女性ドライバーだと呟かれた車は、10中8,9はあたっていたと見ている。
 危ないことをしないように心がけているのは女性が多いのではないかと思う。だから強引と言うか思い切って前進するような運転はしていない。慎重に、慎重に。
 でも、流れに乗らないと、怖いことになるから周りを良く見て上手に乗って行くことを心がけている。

 
 また、地域的な運転の癖があるようだ。
 愛知県がワースト2だった頃、北海道が1位、千葉県が3位という汚名を着せられていた。その交通事故が多いワースト地域を、運転免許取り立てから乗っている。
 特に愛知県から千葉県に運転地域を移した時、他の車のドライバーの気持ちが分からなくて、止まっていた方がよいか発車した方が良いかが掴みにくかった。ゆえに我ながらモタモタした恰好が悪い運転をしていたと反省する。
 でも、事故を起こさないためにはそうした方が良いのだろうと頑なに思っている。そうしてず~っと、車を傷めずに16年間きてしまったが、今年に入ってちょっとしたことが次々に起こった。
 慣れからくる失敗と評価しているのだが、いつも駐車している狭い玄関前の出入りで、細かい傷を2,3か所つけてしまった。
 1度付けると、注意力が落ちる。傷ついた車だからどうあっても、怖くないなんて潜在的に持ってしまうのか?
 思い切って高い修理代を出して直した。
 もう細かい、不注意な傷は付けないぞ!と、自分に誓った。

 そんな運転を通しても、人生の後半にいる自分を悟っている。これまで、ひたすらに駈けてきたこの道を、整理して片づけていかなければならないと、この頃思うのである。
 いまごろ?…同い年の方たちはそんな私をもう既に準備する段階なのに遅いよ…と思われているのだろう。
 でもね…。
 創作活動のグループの指導者は、「過去を振り返っているのは老いた証拠、どんな時でも前向きに、未来を見据えて先を、先を考えながら思いを広げていく姿勢は肝心だね、それが若さと言えるのだね。」と言われたのを思い出す。
 前を見れば、やはり整理する段階だと言えるのか!?
 これは少し寂しいことになってきているようだ。踏ん張らなくっちゃ!!