いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

お気軽に中国へ①-b

2009年11月16日 | SO-Color

 杭州のレストランで夕食を摂る。本場の漢字は省略されて変わってきているが、推測しながら読んでみると、意味が何となく通じてくる。陸さんは、日本は漢字の化石、漢字の歴史を習うなら、日本へ留学すると良いと、滑稽さを披露するように紹介した。

  
 このレストランで。  お飲み物は? ビール?紹興酒?
      中国に来て戴くのは、勿論紹興酒ですね。
 なんて言いながら、8人で1本戴きました。「甘いもの、お砂糖をいれて戴くのよ…」という、物知りさんのおかげで、テーブルにあった砂糖漬けの乾燥梅干しをお酒に入れて、甘味が溶け出してから戴く。初めてにしては飲みやすいが、美味しい…というほどではない。飲み慣れていないからかも知れないが。
 はじめに乾杯の口を付けただけの5人の方と、空にするまで戴いた3人の方…。二千和会メンバー8人なら、少なめに見ても3本は空にするだろうね。
  
                
 レストランは比較的大きな場所で、郷土料理と称しての料理を戴きましたが、今回初めての中華料理。どれも、これも辛くて…辛いのが嫌いなひとは6,7人(殆どです。)なので、この後の食事が想いやられて気が重くなった。
 それでも、この笑顔ですね。
 そのはず、そのはず。取り皿もスープもお料理もまだ口にはしていないで前菜をつまんだ所でパチリだったわけだもの。
  
 食後は河坊街散策。日本の浅草というところか?
 屋台のようなチャチな店が軒を並べている。我ら8人はトイレを求めて、皆と離れて公園のような遊園地のような方向に向けて歩を進めた。トイレ心配性の部分と身体的理由で、今回の旅はトイレに困った方が居られた。最後まで「トイレ」、「トイレ」と気に掛けずには居られないような印象も残ったが、仕方がないね。何事も無かったことが何よりも幸いと思わなければ、と感じている。
  
 明るいと言ってよいか、暗いと言うべきか?
 中国は広い。広いから明かりも隅々まで行かないのは当然というべきか?
 このような歩道が広くなっているところで、午後8時過ぎに曲に合わせて日本で言うなら盆踊りのように踊っていた。「これは曲はゆっくりだけれど、マンボのステップですよね!」と、解析してくれる仲間も居る。
 

 公衆トイレも本当に薄暗い。ガイドさんの説明では夜だし分かりづらいので、その辺を歩く二人連れの女の人に聞いて、ようやく分かった。少し遅れて用事を済ませたCさんは、一人だけかと怪しげな人が近寄ってくる気配だったが、それとは知らず皆が大きな声でタイミング良く名前を呼んでくれたのでホッとしたと、言われた。
 夜だし増してや外国だし、中国の照明は暗い。皆が一団をなしてかたまり寄れば恐くないと、力強く感じもした。
  
 杭州の駅。 ただ、形式的?な、セキュリティ・チェックがあり手荷物は金属探知機をくぐらせて改札口を通過した。
 ここで高速列車「中国新幹線」に乗る。上海へ約100分だが、それほど速くはない感じだった。
 

 上は、杭州駅で高速列車の待ち合わせ風景。 

   
 上海駅に到着。駅前は、車が混雑しているからと、200メートルくらい歩いて、バスが止まっているところまで移動する。
 それは駅を出て、エスカレーターで2階へ。そして陸橋を渡って少し重いスーツケースをガラガラと引いて歩く集団は、この辺では見慣れているのだろうか。

 駅のまん前で青い回転灯(日本なら赤だが。)を点けて、マイクで怒鳴っている声は、どうも交通整理のためのパトカーらしいが、その荒げた声には公然としゃべるような声ではないので、ちょっと異様に映った。