いちよう:二千和会だより

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賑わいの酉の市

2009年11月27日 | 会報お役立ち

  
  11月24日(火)は、二の酉であった。例年のごとく、二千和会の分科会として位置する酉の市に出かけた。
        
 酉の市は脈々と続いている江戸の雰囲気を残すお祭り。
 もう江戸っ子ではあるまいと、若い世代は思ってみるが…。もう東京っ子という世代というものでありましょう…なんてつぶやいてみる。 
 文学散歩では江戸っ子と粋がる方も多いように見受けられる。第一、故山田先生のメールアドレスは、edokko-yama…とかいう言葉を選んでいたような記憶である。このことにこだわったのは、「江戸っ子だい!」と言っているようなお祭りの印象だからだ。

  
   
 
 ハンドマイクで、「混雑しています。スリ事件が発生し被害がでました…」と注意を促す。混雑ぶりにはぐれないように、手をつないだり、仲間の洋服の端をつかんで繋がったり、みんなで気をつけた。押しつぶされそうな境内。貴重品入りの鞄の口にも注意して連なって人の背中を追う。
 太鼓が勇ましくドンドンと叩いている音…お腹に響くようだ。

 
 この上の櫓舞台で和太鼓をうっている人を見れば、女性だった。打つ音力強く、男性が撥を振っているように聞こえて来ていた。

 
  提灯が途切れているところが、神社の賽銭箱とその向こうは御本尊様。念入りに拝み…と言っても気持ちだけ。押されているので手を合わせるのがやっとという状態である。

 
 昨年も参加されたKojimaさんと、Saitohさん。今年は何をお願いしたのかな。みんなの幸せと家内安全、商売繁盛?健康長寿など?

  
  Tabuthiさんは初参加。鷲(おおとり)神社の隣り合わせの長国寺にもお参りする。
 そして境内をぐるりまわって、「かっこめ熊手」を買い求める雰囲気を味わう。この限りでは、景気は良さそう。折しも宝くじが売り出されたので、ここでお祈りして買おうと思うと、Tabuthiさん。
 「3億円当たったら、1億円でいいから、二千和会にちょうだいね」その言葉を聞く限りでは、大きな話だとびっくり!
 また大きな気で応えられる。「そうだね、1億円というより、半分こにしてあげるから、当たるように祈ってよ。」「うん、お安いご用ですよ。」
 あちらこちらで、「いよーっ、シャンシャンシャン…」 熊手を買いあげたお客さんに景気づけの手拍子。賑やかな雰囲気に溺れそう。

  
 このお兄さんの口上が面白い。毎年ここに足を止めて聞き入ってしまう。辛いのがお好きなメンバーでもあるからね。
  
 七味唐辛子の大辛をSaitohさんが求めた。「え、ご主人が辛いのがお好き?」「九州には柚子胡椒というのはあるけれど、こういうのが無いから、郷里に土産物にしようかと思って…」
 張り切って口上するお兄さんは唐辛子をおまけ、おまけと盛り加えて、激辛仕上げとなってしまう。それを、紙袋に移した。見ているだけで、口が曲がってしまいそう…息が出来ないほど辛そう…。
  
 この帰路は夕食に。浅草観音様の傍の「三定」で、疲れた足を休ませ天婦羅の「吾妻橋」とか「・・橋」と名付けられた定食を戴いた。お腹がいっぱい…と、なった。