いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

お気軽に中国へ②-b

2009年11月18日 | SO-Color

 

 この表情がなんとも言えず素敵です。寒山寺の回廊を巡って出会いました。


 道路の半分は舗装を修理中。ぱらつく雨の中を足元に気をつけて歩きます。
 




      
 聴鐘石の前で。後ろは素晴らしい音色の鐘撞堂。歩いていると、誰かが撞いている鐘の音が聞こえてくる。きっとその前にある石は素晴らしい鐘の音で、石の芯まで吸いこみ染まっている様子だ。

  

 
 お御籤の文字が見えます。お御籤も知らない西洋人はどのように理解するのでしょうか?
 上右の写真は解脱門。解脱とは…と、解説があった。悩みや迷いなど煩悩の束縛(ぼんのうのそくばく)から、解かれて自由の境地に到達するという意味です…と。すなわち悟って行くこと。もうここは出口です。
 

 ここはシルク専門店。観光客向けの国営の店。1Fは繭から紡ぐのを見せて、2Fは真綿製品。真綿の掛け布団シングル500元。手の温度だけで温まって何とも言えない優しい温かさ。3Fは服飾製品を販売。

さらに5Fがレストラン。ここで昼食を戴く。今日はあまり辛くないが、やっぱりいわゆる中華料理。脂っこいが、不思議に太らないようなすっきり感がある。
 そう言えば、中国の方には、馬鹿に太ってメタボリックシンドロームのような方は日本ほどは見当たらなかった。お茶のせいだとか、何だとか…なんだろう、この差は?

    
  
  胡弓の演奏に合わせて、細い歌声が聞こえる。テーブルを回ってリクエストに応える、いわゆる“流し”だ。
 いろいろ物売りなどが回ってくるが、「不要 フーヨウ」と言えばよいと、陸さん。マフラーを巻いている娘さんが、カメラマン陳さん。

  
                    蘇州運河めぐり。
 
 
 運河を巡ってその石の組み方や、人々の生活の様を垣間見える。雨が降っていて視界が悪いが、前のガラス戸を開けてくれると、外気が入って、まだ寒いとは感じなかった。しかし、翌日は北京で雪が降ったとかのニュースで、寒くはなったのだけれどこの日はスタンドカラーだったせいもあって汗ばんでもいた。

  
  次は世界遺産「留園」に。蘇州には富豪たちが造った庭園が数多くあり、「留園」はその中でも「蘇州4大名園」の1つと呼ばれている。創建は"明"の時代(16世紀)で、"清"の時代(19世紀後半)に改築されて現代に至る。
 建物の中に入ってまず目に付くのは、掛け軸の「書」。これだけでも見事な物。
  
  
  
 

 シルク商人の働きで、こんな生活を欲しいままに。
 男性客女性客用に整えられた部屋。

 

 

 

 
  これは鹿を形作っている。鹿はロクとも読むので、あちこちに隠れながら飾られている。福禄寿の禄=鹿となって、幸せが舞い込むようにと願っているのだと言う。
 (福=お金、禄=しあわせ、寿=言祝ぐ)



 このあと平江歴史地区散策があり、上海で夕飯を食べた後、オプション参加で、黄浦江ナイトクルーズ(230元)、そしてこれもオプション(200元)の、足裏マッサージ。両方とも、話の種に参加することにした。
 前の日もそうだったが、10時過ぎるまで、一日をめいっぱい遊ばせてくれる感じだ。日本ではそうそう出来ることではない。ガイドさん「辛苦了(シンクーラァ)」=お疲れさまでした。ありがとうございました。…の意味。