ボーイスカウト札幌第12団(札幌市北区)【笑顔の活動記録】

    ボーイスカウト札幌第12団の活動記録を自然体で伝えています 

3月8日(日)の活動   春のミステリーツアー

2015-03-14 19:40:29 | ビーバー隊

3月第1回目のビーバー隊の活動は「春のミステリーツアー」。今日は久しぶりにスカウト全員勢揃い。

ミステリーツアーとは、その名の通り、「旅行の目的地が明かされない」という行き先不明のツアー。
地下鉄麻生駅に集合したスカウト達は もうワクワク・ドキドキ

朝からかなりテンション高めデス。さらに、今日は新しい見学のお友達も参加してくれるので、ますます楽しみ。

今回の行先のキーワードは、「そなえよつねに」。 さぁ、このキーワードと結びつく場所はどこでしょうか? 
リーダーより出される指令に沿って、進んでいきます。では、さっそくミステリーツアーの出発です。


指令1:12番乗車位置より地下鉄に乗り、大通駅で下車せよ

地下鉄での移動はお手の物のスカウト達は、すぐに12番乗車位置より、軽い足取りで地下鉄に乗り込み、無事に大通駅で下車。
指令1は 軽~くクリア~。

       
       


指令2:オレンジ色の線(ライン)にそって進み、次の地下鉄のホームまで移動せよ

オレンジ色のラインはどこかな? あった!・・・・。
      
      

ここで 同行していた保護者はもちろん、リーダーも驚いた(微笑んでしまった)行動に出たスカウト達  なんと、一列になって、オレンジ色のライン上を トコトコトコ・・・・・。その姿は、まるで運動会の障害物競争の平均台を渡るがごとく。 指令に忠実な、大変素直なスカウト達です。

       



指令3:新さっぽろ行きの地下鉄に乗り、5つ目の駅で降りよ

ここで ヒント。降りるはずの5つ目の駅の名前には、数字が入っています。車内の駅順の表をみたり、地下鉄のパンフレットをみたりして
駅名を探すスカウト達。こたえは 南郷7丁目。無事 下車し、改札を出ると、さらなる指令が・・・・


指令4:出口1より外へ出て右手にまがり、赤い大きな車が見えるまで歩け

天気がよく暖かいので、スカウトの足取りも軽やか。指令通り、右手にまがり、てくてく歩くこと数分。発見!!赤い大きな車

そこは消防署。そしてその隣には、本日のゴールである「札幌市民防災センター」(白石区南郷通6丁目北)がありました。

       
       今から 防災センターで「そなえよつねに」の訓練をします


 < 防災センターにて >

防災センターはさまざまな災害の模擬体験を通して、災害時の行動や防火・防災に関する知識を学べる施設です。

スカウトのモットーである「そなえよつねに」は、「心の備え」「体の備え」「技の備え」のことで、自分の義務を果たすための準備が、精神的にも肉体的にもできているということです。実際に起こりそうな災害・事態をあらかじめ考え、そのようなときに取るべき正しい方法を知って、それを実行する心構えがあること。適切なときに、正しい行動がとれるよう強くて敏活に動ける体にしておき、実際に正しい行動をとれるよう、準備したいものです。

1:消火体験コーナー

センターの職員さんの説明を聞き、スクリーンにうつった火災の映像を実際に消火器を使って消火します。ここでは、コンロにかけたお鍋から
発火し、炎が大きくなる様子を見ながら、消火のポイントや大切な事をお聞きしました。火事が起きた時(発見した時)は、まず「火事だ~」と大きな声で叫び、消火器を使って消火するときは お鍋の中をねらって消火するそうです。

注意しなければいけないことは、電気火災と油火災には絶対、水をかけない事です。(消火どころか、逆に火災が大きくなります)

消火体験は、小学4年生以上からということで、今回はスカウトの代わりに、リーダーと保護者が体験してきました。


2:煙避難体験コーナー

ここでも、まずは職員さんからレクチャー。火災の煙は有毒で、体が動かなくなったり、死に至る事もあること。そして煙は上昇しいっぱいになると下に降りてくる性質があるので、避難の際は、タオルなど(なければ腕で)鼻と口を覆い、できるだけ低姿勢で、手で壁をつたいながら進むこと(火災時は停電になることが多いため)、避難する時に開けたドアは必ず閉めて逃げること(火災を広げないため)、階段をおりる際は前からの転倒防止のため、後ろ向きに降りることなどを教わりました。その後、実際に2グループに分かれて、煙が充満した2階建ての建物からの避難の練習をしました。
    


3:暴風体験コーナー

3Dメガネをかけ、風速10m(気をつけないと帽子が飛ばされる程度)、20m(帽子は深くかぶらないと飛ばされる)、30m(帽子はすぐ飛ばされる)の風を体験できるコーナー。札幌は風が強い日が多く、最大瞬間風速45mほどの日もあるそうです。風が強い日は不要な外出は避けたほうが良いとのことです。

     

   風速10mを体験したスカウト達                   風速30m体験中の保護者達
                             


4:地震体験コーナー

地震大国、日本。東日本大震災から4年が経過しましたが、これからも地震に対する備えは大切であることを痛感します。地震がきたら、テーブルの下にもぐる、またはクッションなどで頭部を保護する、日頃から安全な場所を確認しておく、家具の固定など、もう一度身の回りを確認しておきたいものです。今回は、2グループに分かれて、震度7クラスの体験をしてきました。

     


体験コーナー終了後は、消防の仕事や活動服、資機材などの見学や、模型ヘリコプターを操縦してみたり、センター内にあるはしご車に乗ってみたりしました。

    


そして、センターの隣の消防署では実際の消防車や救急車について消防署員さんから説明をうけ、実際に消防車に乗せていただくことができました。スカウト達はもちろん、付き添いの保護者にとっても貴重な体験でした。特に、車が大好きなスカウトにとっては、とっても嬉しい体験になりました
                         

                    

「これが救助車です」「大きいな=」                車の中はこんな感じです


            


      全員、本物の消防車にのせていただくことできて、ご満悦


 
本日の活動は、さまざまな体験ができました。災害はいつ起こるかわかりません。今日得た知識や体験をもう一度見直し、常日頃から準備をしておきたいものです。「そなえよつねに」をこれからも忘れず、さまざまな活動を通して身につけていきたいです。



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