私は単純に人間としてこの子の表情が怖いです
私は1週間に1冊のペースで年間50冊ほど本を読みます。興味の湧いたテーマがあるとそのテーマに関する書籍を集中的に10冊以上読むこともあります。今は高校生の時に読んだ安部公房の「他人の顔」を読み返しています。10月はノーベル賞のことで世間が湧いていましたが、安部公房が69歳で急逝しなければ、大江勘三郎などではなく安部公房がノーベル文学賞を獲得していたはずです。大変残念なことです。
さて、現在、集中的に読んでいる本は「人格や性格の異常」に関しての本です。このことに関して、最近私は40冊ほど読みましたので、お勧めの本をご紹介しながら記事を書いているシリーズの23回目です。
「アスペルガー症候群」に関して、一番総括してあってお勧めの本は
自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)
です。この本の著者は東京大学医学部を卒業後、精神科医として多くの症例を経験した人です。
もう一度「アスペルガー症候群」を復習してみます。
アスペルガー症候群は「対人コミュニケーションの不器用さ(ちぐはぐさ)」、「反復的な行動や趣味のこだわり」を特徴としています。
(大人の例)
部下:「あの~、少しお聞きしたいことがあるのですが、今お時間ありませんでしょうか?」
上司:「ごめん、いま手が離せないんだ。あと10分後にこちらからかけ直すよ」
部下:「わかりました」
10分後
上司:「ごめん、先ほどは手が離せなくて」
部下:「いいえ、気にしなくていいですよ」・・・
(子供の例)
もうすぐ小学校から帰ってくる子供のために夕食を作っていた母親は誤って包丁で指を傷つけ、病院で治療後、指にグルグルと包帯を巻いて夕食を作っていました。当然、夕食が完成するのに時間がかかってしまいました。
帰宅直後に子供は母親の姿を見て言いました。
子供:「夕飯、いつできるの?」・・・
皆さんご存じのように、グレタ・トゥーンベリは、国連で演説し賛否両論を受けました。賛否というより批判の方が多かったです。私はこの演説を初めて見たときから、この子はアスペルガー症候群だとすぐにわかりました。本人や関係者も「アスペルガー症候群」だと告白しています。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=_y8JNG7S0bo
このグレタ・トゥーンベリは8歳の時、気候変動や地球温暖化について知り、気になっていろいろ調べみるうち、地球には暗い未来が待っていることがわかり、ショックを受けて摂食障害になりました。グレタはその頃からずっとこの問題について悩み続けているというのに、ほかのみんなが変わらず普通に生活しているのが理解できないままでした。そして彼女は11歳の時にはうつ状態になり食べることもままならず2ヶ月で10キロ痩せたそうです
この逸話は、アスペルガー症候群の性質である「興味の対象が限定的になる」、「その場の空気が読めない」を的確に表しています。
何度も書いていますが、私は「アスペルガー症候群」を批判しているわけではありません。アスペルガー症候群にはサバン症候群といって、「記憶力」や「集中力」が抜群に優れている人が多いです。アインシュタインも「アスペルガー症候群」と考えられています。
しかし、今回グレタ・トゥーンベリはあるミステイクを犯してしまいました。本来アスペルガー症候群の人は「人格障害」と異なり、他人に不快な思いをさせることはあまりありません。「この人、ちょっと変わっているなぁ」程度です。最大のミステイクは演説の中で「わたしたち」と言うべきところを「あなたたち」と言ってしまったことです(「わたしたち」と言えば問題を最小限に抑えられたと思います)。グレタ・トゥーンベリは、地球温暖化の進行を食い止めるべく二酸化炭素の排出を減らす努力が(私を含めない)「あなたたち」は足りないと言ってしまったのです。
当然のごとく、グレタ・トゥーンベリは今回の講演がおこなわれたニューヨークまで、ヨットで大西洋横断を行いました。しかし、すでにスタッフの渡米や船長の帰国で飛行機への搭乗が3回行われており、「環境に優しい」という謳い文句に疑問の声も出ています。ヨットはモナコの公家から借りることができたなど、グレタ・トゥーンベリは人間関係・経済状況など環境にとても恵まれています。グレタ・トゥーンベリは、アフリカの子供達のようにまだ電気も十分に使えていない地域(当然、電気を作るのに火力発電になると思いますが)で、早く文明的な生活がしたいと切望している子供達のことをどのように考えているかに関しても「興味の対象が限定的」でした。
いったい誰があの原稿を書いたのでしょうか?再生可能エネルギーを作る装置の企業も黒幕の1つとも考えられています。大人たちが「アスペルガー症候群」であるグレタ・トゥーンベリを利用してしまったのです。そういう意味では悪いのはグレタ・トゥーンベリではなく、彼女を利用した大人たちです。
グレタ・トゥーンベリを批判することに対して、東大名誉教授の上野千鶴子は「依然として子供や女性に対する差別が残っている」と批判しましたが、このコメントは誤りです。そのコメントが左翼系のAERAで取り上げられた時点で、すでに言わずもがな、ですが、グレタ・トゥーンベリと同じ事を、あいちトリエンナーレの件で大失態した「金髪ブタ」や「愛知オコゼ」が行っても批判を浴びたと思われるからです。
今回の件は、本人や周りが「アスペルガー症候群」と告白していたので、事態の解釈は容易でした(大人たちがアスペルガー症候群を利用した)。
私はアスペルガー症候群を批判しているわけではありません。私たちは、ブドウ糖75gという一定量のブドウ糖液を飲んだ際に、ある一定以上の血糖値になってしまう人を「耐糖能異常」と診断して、本人やその周りの人に今後不利益が生じないように留意します。精神や人格の異常も同じです。「耐糖能異常」を早く診断してあげると本人や周りの人にも利益になるように、早い診断が必要なのです。
そうでないと、この世の中の「真実性」「公共性」「公益性」が損なわれてしまうのです。
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私は1週間に1冊のペースで年間50冊ほど本を読みます。興味の湧いたテーマがあるとそのテーマに関する書籍を集中的に10冊以上読むこともあります。今は高校生の時に読んだ安部公房の「他人の顔」を読み返しています。10月はノーベル賞のことで世間が湧いていましたが、安部公房が69歳で急逝しなければ、大江勘三郎などではなく安部公房がノーベル文学賞を獲得していたはずです。大変残念なことです。
さて、現在、集中的に読んでいる本は「人格や性格の異常」に関しての本です。このことに関して、最近私は40冊ほど読みましたので、お勧めの本をご紹介しながら記事を書いているシリーズの23回目です。
「アスペルガー症候群」に関して、一番総括してあってお勧めの本は
自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)
です。この本の著者は東京大学医学部を卒業後、精神科医として多くの症例を経験した人です。
もう一度「アスペルガー症候群」を復習してみます。
アスペルガー症候群は「対人コミュニケーションの不器用さ(ちぐはぐさ)」、「反復的な行動や趣味のこだわり」を特徴としています。
(大人の例)
部下:「あの~、少しお聞きしたいことがあるのですが、今お時間ありませんでしょうか?」
上司:「ごめん、いま手が離せないんだ。あと10分後にこちらからかけ直すよ」
部下:「わかりました」
10分後
上司:「ごめん、先ほどは手が離せなくて」
部下:「いいえ、気にしなくていいですよ」・・・
(子供の例)
もうすぐ小学校から帰ってくる子供のために夕食を作っていた母親は誤って包丁で指を傷つけ、病院で治療後、指にグルグルと包帯を巻いて夕食を作っていました。当然、夕食が完成するのに時間がかかってしまいました。
帰宅直後に子供は母親の姿を見て言いました。
子供:「夕飯、いつできるの?」・・・
皆さんご存じのように、グレタ・トゥーンベリは、国連で演説し賛否両論を受けました。賛否というより批判の方が多かったです。私はこの演説を初めて見たときから、この子はアスペルガー症候群だとすぐにわかりました。本人や関係者も「アスペルガー症候群」だと告白しています。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=_y8JNG7S0bo
このグレタ・トゥーンベリは8歳の時、気候変動や地球温暖化について知り、気になっていろいろ調べみるうち、地球には暗い未来が待っていることがわかり、ショックを受けて摂食障害になりました。グレタはその頃からずっとこの問題について悩み続けているというのに、ほかのみんなが変わらず普通に生活しているのが理解できないままでした。そして彼女は11歳の時にはうつ状態になり食べることもままならず2ヶ月で10キロ痩せたそうです
この逸話は、アスペルガー症候群の性質である「興味の対象が限定的になる」、「その場の空気が読めない」を的確に表しています。
何度も書いていますが、私は「アスペルガー症候群」を批判しているわけではありません。アスペルガー症候群にはサバン症候群といって、「記憶力」や「集中力」が抜群に優れている人が多いです。アインシュタインも「アスペルガー症候群」と考えられています。
しかし、今回グレタ・トゥーンベリはあるミステイクを犯してしまいました。本来アスペルガー症候群の人は「人格障害」と異なり、他人に不快な思いをさせることはあまりありません。「この人、ちょっと変わっているなぁ」程度です。最大のミステイクは演説の中で「わたしたち」と言うべきところを「あなたたち」と言ってしまったことです(「わたしたち」と言えば問題を最小限に抑えられたと思います)。グレタ・トゥーンベリは、地球温暖化の進行を食い止めるべく二酸化炭素の排出を減らす努力が(私を含めない)「あなたたち」は足りないと言ってしまったのです。
当然のごとく、グレタ・トゥーンベリは今回の講演がおこなわれたニューヨークまで、ヨットで大西洋横断を行いました。しかし、すでにスタッフの渡米や船長の帰国で飛行機への搭乗が3回行われており、「環境に優しい」という謳い文句に疑問の声も出ています。ヨットはモナコの公家から借りることができたなど、グレタ・トゥーンベリは人間関係・経済状況など環境にとても恵まれています。グレタ・トゥーンベリは、アフリカの子供達のようにまだ電気も十分に使えていない地域(当然、電気を作るのに火力発電になると思いますが)で、早く文明的な生活がしたいと切望している子供達のことをどのように考えているかに関しても「興味の対象が限定的」でした。
いったい誰があの原稿を書いたのでしょうか?再生可能エネルギーを作る装置の企業も黒幕の1つとも考えられています。大人たちが「アスペルガー症候群」であるグレタ・トゥーンベリを利用してしまったのです。そういう意味では悪いのはグレタ・トゥーンベリではなく、彼女を利用した大人たちです。
グレタ・トゥーンベリを批判することに対して、東大名誉教授の上野千鶴子は「依然として子供や女性に対する差別が残っている」と批判しましたが、このコメントは誤りです。そのコメントが左翼系のAERAで取り上げられた時点で、すでに言わずもがな、ですが、グレタ・トゥーンベリと同じ事を、あいちトリエンナーレの件で大失態した「金髪ブタ」や「愛知オコゼ」が行っても批判を浴びたと思われるからです。
今回の件は、本人や周りが「アスペルガー症候群」と告白していたので、事態の解釈は容易でした(大人たちがアスペルガー症候群を利用した)。
私はアスペルガー症候群を批判しているわけではありません。私たちは、ブドウ糖75gという一定量のブドウ糖液を飲んだ際に、ある一定以上の血糖値になってしまう人を「耐糖能異常」と診断して、本人やその周りの人に今後不利益が生じないように留意します。精神や人格の異常も同じです。「耐糖能異常」を早く診断してあげると本人や周りの人にも利益になるように、早い診断が必要なのです。
そうでないと、この世の中の「真実性」「公共性」「公益性」が損なわれてしまうのです。
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