ロハスメディカル3月号
とまりぎ
医療機関で無料配布しているロハスメディカルの3月号を見た。
「初めての介護保険」を社会福祉士熊田梨恵氏が解説している。
介護の問題は突然やってくるので、事前情報として知っておくに越したことはない。
まず介護認定を受けているかどうか。
[1] 受けているならば、
1)終の棲家として生活でき、一般的な介護を受けられることを望むならば、
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、ケアハウス、シルバーハウジングなどを選択する。
経済状態に余裕があるなら、有料老人ホーム、高齢者専用住宅、高齢者向け優良賃貸住宅なども選択肢に入る。
2)在宅復帰のためのリハビリ機能を望むならば、
介護老人保健施設。
3)医療依存度が高い場合、医師のもとでの医学的管理を望むならば、
介護療養型医療施設、(介護老人保健施設)。
4)認知症だが体は元気なので、楽しく生活することを望むならば、
グループホーム、(優良老人ホーム)、(ケアハウス)。
[2]介護認定を受けていない場合は費用がかかるが、早めに施設へ住むことを希望する場合、賃貸月払い方式と終身利用権方式がある。
60歳以上ならば、軽費老人ホーム、ケアハウス、生活支援ハウスなどがある。
費用負担が大きいが、高齢者専用賃貸住宅、高齢者向け有料賃貸住宅などもある。
終身利用権方式の場合、有料老人ホームがある。
特別養護老人ホームは「特養」といわれ、市区町村が窓口になり、比較的安い。
介護老人保健施設は「老健」といわれ、それぞれ直接申し込みを行わなければならない。期間は半年程度の入所が目安。
有料老人ホームは入所金が高額なところもあり、それぞれ内容にちがいがあることに注意。
家族のだれかが病気や怪我で入院し、介護認定を受けた場合には戸惑うことが多い。事前に知っておくと、あわてないで対処できる。