ロハス・メディカル4月号
とまりぎ
社会福祉士熊田梨恵氏の「初めての介護保険」を前月号に続いて見る。
高齢者向け施設の特徴を紹介している。
1.特別養護老人ホーム(特養)
常に介護を必要とし、在宅での生活が難しい人が対象。
市区町村の役場が受け付けていて、都市では待機者が多いので入所待ちになることが多い。
2.介護老人保健施設(老健)
在宅復帰を目的に、リハビリテーション中心の施設。
期間は半年程度が目安。
特養の入所待ちをする待機者もいる。
3.介護療養型医療施設
病院や診療所に併設され、長期医療を必要とする人が利用する。
以上が介護認定を受けている人が入所できる。
そのほか有料老人ホーム、グループホーム、軽費老人ホーム、シルバーハウジング、グループリビング、生活支援ハウス、養護老人ホームなどについて説明している。
4月6日の日経新聞では、東京都の2009年時点で要介護認定を受けている人は約41万人。これが2025年には7割以上増えて72万人になると推計されている。
これに対して、すでに介護の施設や人材は不足しているという。
自力で動けない老人には、厳しい現実が待っている。生きていくのもなかなか大変だ。