世田谷の農地
とまりぎ
京王線と小田急線の間にはよく探すと畑が残っている。
栗畑になっているのか、まだ色の変らないイガグリができている。
すぐとなりにはミカンができている。
世田谷区農地の看板が立っている。
そこからちょっと離れたところにある庭木を植えてあって、網で囲った中に鶏がたくさん。
網に近寄ると餌をくれると思ってか、足早に寄ってきた。
卵を販売しているが、売り切れだ。
環八のすぐ近くでは、林檎ができている。
葡萄ができて、売っている農家もある。
まだまだ残ってがんばっている。
農地がだんだん無くなっていくのは相続税制度がその主因だ。
相続財産価値の半分が相続税額だから、財産を売って税金を払うということになる。
その財産を手に入れたときには、不動産なら不動産取得税を払っているわけだから、時期と税金名目を変えて二度支払うことになる。
一般に農地は広いから半分残るが、住宅の場合は形状が細切れにしにくい土地もあって、結局全体を売って移転していく人も多い。
だんだん歯抜けになっていくわけだ。