八ツ場ダム
とまりぎ
八ツ場(やんば)ダムの建設は最終決定のないまま、周辺の工事は継続している。
「とまりぎ」の5人が集り、工事の様子を見て今回は川原湯温泉へ泊まることにした。
高崎駅から吾妻線の大前行きに乗り換え、川原湯温泉駅で降りる。
朝からの雨は駅に着いた頃にはやんで、紅葉の始まりかけたあたりの山を見ながら、目の前に見える工事中の大きな柱が目に入る。
駅の改札を抜けたあとも、見える。
何の柱なのかわからなかったが、あとで説明を見てダムの上を通る道の柱であることがわかった。
予定通り吾妻渓谷を歩くことにした。
渓谷の上流側の流れ。
下流側には、何やらコンクリートの建造物がある。
だが、このあたりでの工事は何もないので、何なのかよくわからない。
それが、ダムの底になる基礎の部分であることが後にわかった。
途中に展望台があって、しばらく前に途中まで建設された橋の写真を見たことがあったが、つながっている。
しかもここを通る自動車を見ることもあった。
これがダム関連の橋では、上流部分になる。
手前に見える柱は、それよりも下流に架かる橋になるのだ。
工事が中断した本命のダム部分のすぐ脇の国道にある解説図。
図中のEL---mとあるのは、海抜(Elevation)---メートルということである。
駅前まで戻って温泉街へ入る道の脇に、柱が橋になるところの説明。
吾妻渓谷は工事現場のすぐ近くであることもあって、ちょっと歩きにくいところもあるが一周で1時間半ほど歩いただろうか。
紅葉よりもダム工事に関心が集った渓谷歩きだった。