大震災一ヶ月
とまりぎ
4月12日の日経新聞によると、東日本大震災の発生から一ヶ月がたち、都内の被害集計を出している。
死者:7人
負傷者:94人
火災:35件
建物損壊:全壊3件、半壊3件、一部損壊287件
液状化:家屋8棟以上が傾いたり、道路が陥没
そのほか水道の漏水や断水、下水道の被害があった。
液状化は江東区の沿岸部と江戸川区でも起きたようだ。
東京湾を埋立ててできた新しい土地が、大地震の揺れで地表近くの地下水が土砂を地上へ噴出する。
新潟地震のときに、ビルが液状化によって倒れたことがあった。
新浦安の液状化現象
とまりぎ
江戸川を越えると千葉県浦安市に入る。
古くから漁師の街だったようで、川には小さな漁船を見ることができる。
この街のとなりに高速湾岸線が通り、その先に京葉線が通り新しい新浦安という街ができた。
ここが液状化になったところだ。
街へ入ってすぐ目についたのが、微妙に傾いた看板塔。
大きなイトーヨーカドーの手前にある小さな建物はコンビニだったと思うが、道路側へ傾いている。
現在、スーパーはそれぞれ通常の営業中だ。
入口だったドアのガラスには、30cmほどの高さのところに泥がこびりついている。
吹き出た泥水はここまできたということだ。
これでは、このコンビニは営業できない。
すぐ近くの歩道にある柱が車道側へ傾いている。
渋谷
とまりぎ
渋谷駅は原宿方面から恵比寿方面へ流れる渋谷川に沿って低く、東の青山側と西の神泉町や南平台へ行くには坂を上ることになる。
昔は東へは宮益坂、西へは道玄坂を登った記憶があるが、最近では国道246号線と高速道路が一緒に通っている道も使うことが多い。
今回は、南平台にある会社を訪問することになって、駅前の歩道橋で246号線を越えればあとは坂を上がるだけだったのだが、井の頭線の西側から歩くと地下道入口が見えた。
この地下道で越えるのは、初めてだ。
最近の計画停電では真っ暗になるので注意というようなことも書いてあった。
その会社からの帰り道に、もっと西寄りに行くともうひとつの地下道があって、これで越えてみた。
正面の道を入ると、井の頭線の神泉駅が近い。
道玄坂を下って、中ほどの道玄坂小路を入るとそば処福田屋がある。
めずらしいのが、明治神宮のお酒というのがある。
日曜と祭日は定休日だ。
ロハス・メディカル4月号
とまりぎ
社会福祉士熊田梨恵氏の「初めての介護保険」を前月号に続いて見る。
高齢者向け施設の特徴を紹介している。
1.特別養護老人ホーム(特養)
常に介護を必要とし、在宅での生活が難しい人が対象。
市区町村の役場が受け付けていて、都市では待機者が多いので入所待ちになることが多い。
2.介護老人保健施設(老健)
在宅復帰を目的に、リハビリテーション中心の施設。
期間は半年程度が目安。
特養の入所待ちをする待機者もいる。
3.介護療養型医療施設
病院や診療所に併設され、長期医療を必要とする人が利用する。
以上が介護認定を受けている人が入所できる。
そのほか有料老人ホーム、グループホーム、軽費老人ホーム、シルバーハウジング、グループリビング、生活支援ハウス、養護老人ホームなどについて説明している。
4月6日の日経新聞では、東京都の2009年時点で要介護認定を受けている人は約41万人。これが2025年には7割以上増えて72万人になると推計されている。
これに対して、すでに介護の施設や人材は不足しているという。
自力で動けない老人には、厳しい現実が待っている。生きていくのもなかなか大変だ。