ミニ荷風第20号
とまりぎ
東京都交通局発行の「東京時間旅行ミニ荷風第20号」を、大江戸線新宿駅でもらってきた。
江戸東京博物館での「東京の交通100年博」を主題にしている。
昔の両国橋の写真に旧国技館のドームが写っている。その後この建物は日大講堂として使われていた。
国技館は蔵前へ移転し、再度現在の両国の地へ移った。
両国の回向院や旧安田庭園、横網町公園の東京都慰霊堂と復興記念館では関東大震災の記録を見たことがあった。
都電でひとつだけ残る、荒川線の三ノ輪橋商店街も出ている。
昔の人通りと比べるとさびしくなったが。
須田町界隈としては、今はない万世橋駅がその後交通博物館であったことも書かれている。その鉄道ファンの聖地であった交通博物館も、ここにはない。
表紙に<最終号>とある。 Adagioに続いてこのミニ荷風も突然終るようだ。
表紙の永井荷風が傘を杖にして立っている姿を見るのも、これが最後か。
都営地下鉄の楽しみがまたひとつなくなった。
東京メトロでも小さな沿線紹介を出していたのを見たことがあった。
表紙まで入れて、読み応えのあるA4版で20ページ程度で出してくれませんか。